発達凸凹(自閉症)な子供達と、シングル母さんの記録

発達凸凹(自閉症)な子供達と、シングル母さんの記録

結婚18年の末離婚し、長男かん吉&長女りりコ二人の自閉症の子供たちと再出発したものの、不安だらけ…。気持ちを整理したくて、ブログを始めました。
気ままにゆ~るく書きたいと思っています。

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かん吉は本当に張り切っていた。
高校生になった春からすぐにバイトを探し、6月にようやく自分が出来そうな倉庫内作業を見つけ、やっとバイトが決まり、お金を稼ぐ事が嬉しくて仕方ない様子だった。

1週間が過ぎ、なんとか2週間がたった日のバイト終わりに、かん吉は上司に呼ばれた。
仕事中に、積み上げた段ボールのバランスを崩してしまい、中身をばらまいてしまった。何十箱も中身が出てしまったが、誰も助けてはくれなかった。焦りパニックになり、何をどうしたらいいのか分からなくなったという。そのことで上司に呼ばれたのだと思ったらしい。
「お前やる気あるのか?普通、2週間も経てば1500個は出来るぞ!遅いヤツでも1000は出来るのにお前は何なんだ⁉️たった400しか出来ねえのか?使えねえヤツだな。仕事なめてんのか?」
と、初めて怒鳴られた。
今まで仕事が遅いとか一度も言われた事がなかったのに、突然云われたようだ。本当に驚いたし、悲しくてショックだったと思う。

かん吉は号泣して帰ってきた。
彼はどこから泣いてきたのだろう。
上司の前?帰りのバスの中?バス降りてから?アパートに着いて?
「かん吉は初めてのバイトで、よく頑張ったと思うよ。かん吉にはこの仕事は合って無かった、それだけだよ。あんたは何も悪くない。他の仕事はいくらでもあるから大丈夫だよ。」
そう励ました。
少しは覚悟はしていたが、そこまでスピードの差があるのなら、かん吉がこのままこの仕事を続けるのはかん吉にとっても、会社にとっても、どちらにもいいことはない。かん吉が日々怒鳴られ、焦り壊れてしまうのが目に見えていた。
「明日辞めますって電話するよ。」落ち着いた声でかん吉は言った。