トマトが切れて栓が抜ければ・・・の話 | 「歌謡曲バー」で趣味起業を成功させる小さなコツ

トマトが切れて栓が抜ければ・・・の話



面白いタイトルの本です。
「くいものや楽」等の居酒屋を展開する、
楽コーポレーションの社長、宇野さんの本です。

宇野さんはこれまで100名の社員を、
居酒屋で独立させてきた、という実績の持ち主です。

その「居酒屋で成功するためのノウハウ」
が書かれた本です。


この「タイトル」が宇野さんの一番伝えたいこと、
を表現しています。


トマトが切れればメシ屋はできる

栓が抜ければ飲み屋ができる


要は、居酒屋というのはスーパーで買えば、
1個100円もしないトマトを、冷やして切っただけで、
「冷やしトマト」というメニューで300円はとれる。

そして、
同じくスーパーで1本300円で売ってるビールを、
冷やしただけで500円で出せる。

こんな簡単な商売があるか?

ということです。


そこから、何が言いたいか、というと、

お客様が求めてるのは、

メニューやドリンクじゃないよ
(だって同じものがスーパーで誰でも安く買えるんですから)

それ以外の、

お店の「楽しさ」

だよ。


ということを伝えています。


「歌謡曲バー」をみていても、
つくづくそう思いますね。

冷やしトマトはありませんが、枝豆は400円です。
家でつくればせいぜい100円でしょう。

ハイボールだって、恐らく原価は100円もしません。
グラスに半分氷が入り、そこにトリス(エクストラ!)とソーダ、
ですから。

ここだけみれば、

こんな簡単に儲かる商売はありません。



こんな商売が何故できるか?

というと、

そこに

「なつかしの歌の画像」

という付加価値があるからです。


お客様はそれを求めて楽しみに来るわけです。



こんなイイ商売そうはありません。