そんな中、お付き合いを始めたばかりの旦那さんと井の頭公園に行きました。
私、初・井の頭公園。
1本だけチューハイを呑み、私が焼いてきた焼き菓子を食べ(私が体型を気にしていたので甘さ控え目過ぎたそう)のんびり散歩しました。内勤になったことで、手取り給与の減った私は金欠のため、井の頭公園散歩を提案したのです。
しかし、事件が。散歩中、突然、右脚から崩れ落ち、右膝から流血。でも全然痛くなくて、流血にも気付かず。旦那さんが、大丈夫?大丈夫??と心配しまくるので見たら、大流血(; ・`д・´)マジか。今思えば、右脚の感覚が無かったから、かなりの傷でも痛くなかったのです。駅前で慌ててストッキングと絆創膏を買い、丸井のお手洗いで処置しました。なんか、こつこつ貯金してるのもバカバカしく思えてきて、その後、飲みに行き、ダーツにも行きましたがな。後に、このこつこつ貯金が役に立ちましたが。
脳みその異常かな?と週明け、脳神経外科に行きました。
美容院の予約を変更して。同じ頭でも、なんかシリアス。MRIを撮ったけど、異常なし。
行く最中にも右目も右脚もおかしかったけど、それを言っても医師に「普通に歩けてるし、何で来たの?」と言われてブチ切れ寸前。まあ、でも異常ないし…と引き下がる私。
その週末、営業畑の時の上司や後輩と飲みに行き、二次会でカラオケに行きました。
いつもの金曜日のパターンです。
よく呑み、よく喫む女でした、よく呑むのは今もですが。
そのカラオケで、スパークリングワインを注文し、自分で開けた訳ですが…事件。
蓋を開ける直前に、突然バランスを崩し、転倒。
右脚の力が抜けた気がする…いや、気のせいかな、酔いすぎたかな?
右ひじを強打。痛かった。なんかちょっと切ってたし。
翌日は、友人に誘われて戸越銀座街歩き呑み。友人曰く、右ひじに、はんぺん貼っているみたいに湿布を貼って登場したらしい。確かに。だって痛かったんだもん。
楽しく呑み歩きました。うなぎの白焼きやサバサンドも、おでんコロッケも美味しかったし、楽しかったなぁ。この時の事を思い出すと、もうあんな事は出来ないなって切なくなるけど、やっておいて良かった!!
その翌週です。慣れなくて馴染めないながらも、関わった一つの大きな仕事が終わりました。2017年6月半ばです。
もう、右脚だけではありませんでした。痛みが、私を苦しめていました。右手首、右ひじ、左ひじ、場所はコロコロ変わります。荷物を持って負荷をかけた場所が痛みがひどく、通勤のハンドバックを左手にかける事すら出来ず。
この頃かな。何の薬を飲んでもおさまらない頭痛がありました。MSの症状に頭痛はないみたいだけど、私はありました。仕事で必要だから、と週に2回ほどは英会話教室に通っていましたが、あちこち痛くて全く集中できず。仕事中でも、パソコンのキーボードを叩いていると、イタタタタとなるので、まぁ進まない進まない。
その頃には、症状を検索して”多発性硬化症”では、と覚悟をしていました。
旦那もググってくれていて、東北大学医学部出身のこの疾病の権威の居る病院の予約をすることにしました。でも、予約出来るのは1ヶ月以上先。それでも、と、予約。涙ぐみながら、京王線明大前駅のホームで電話予約をしたのを覚えています。神経内科受診を覚悟して都内の大学病院を当たりましたが、悉く、紹介状がないと初診診察は出来ないとすげなく電話で断られました。
ムカつく(҂ ー̀дー́ )
1か月先だろうがなんだろうが、兎に角予約が取れて、涙が滲みました。
その頃、何かを食べるとお腹がゴロゴロして下してしまい、ザ・ガードαを飲んでいました。気休めでもなんでも。
そして、お腹ゴロゴロで食べる事が怖くなり、趣味の料理も腕の痛みで出来なくなり、勝手にダイエット状態になりました。
165cmの46kg。都内の女性ではあるあるな体型でしたが、痛みでフラつくのを、痩せ型だから貧血起こすんだよー食べなよーとか同僚の男性に言われて、腹立たしかった記憶が。
どんな痛みもおさえられる筈のロキソニンが、どの痛みにも効きません。痛くて寝付けないから、沢山お酒を呑んで寝てました。ウイスキーをストレートとか。その頃の話をしたら、海賊みたいだな、と知り合いに言われました。
右ひじにはんぺん貼ってると発言した友達と、時折オフィスでお弁当を一緒に食べていたのですが、痛いからお弁当も作れなくなり、力を少しでも入れたら痛くなるからパンやお菓子の封を開ける事もままならなく、都内の大学病院に悉く電話で門前払いされて、ランチタイムに半ベソの私を見て、彼女は、私が当たってない大学病院を教えてくれました。たまたまですが、1番住処に近かった所です。何でここは除外してたんだろう、と思いつつ、場所を確認。
教えてもらったその日は金曜日。今晩は飲み歩いてないで、明日の朝イチでそこに行き、病院の前でわざとぶっ倒れてでも良いから初診診察してもらえ、と言われ、その様にしました。
今でも、この時の事が無ければ、私は、どこで脚が脱力して事故に遭っていたか、どこで痛みにうずくまっていたか、そこでどうなっていたか分かりません。感謝しかないです。
次の日、行きました、病院。あったのか、新宿に。
予約のない初診です。かなり待ちました。8時半に着いて、昼前かな、診察開始は。紹介状がないからと、お金も別途掛かりました。時間も、お金も、もう良い、兎に角、何とかしてほしい。
そこで、今の主治医に出逢えました。
とりあえず、6月最終週に、脳・頚椎・胸椎のMRIを撮る事に。
この脚と痛みの原因を探るべく検査をしたいと、上司に申告。検査・療養、と休暇を貰いました。在宅勤務制度がある会社だったので、やろうと思えば仕事は出来ましたが…色々あり。しっかり休んで検査を受けることにしたのは、前部署の上司とたまたま会った時に、お前、体がおかしいよな、少し休めと言われて決心したことが大きいです。
MRIってX線浴びるから、同日に2か所以上は出来ないんですって。だから3日間に分けて。予約が取れる時間も限られているから、言いなりです。脳の時か。ノーメイクで来てください言われて、33歳にノーメイクで新宿を歩けとはなかなか厳しい事を言うな、と思いました。
この6月末、会社で慕っていた先輩が転職で退職するという事で、送別会を企画していました。でも、思う様に歩けないし、痛いし、これはもう何が何なんだと思いつつ、無理に帰宅するより送別会を行う新宿でビジネスホテルでも取るか、と考えており、考えつつも、そもそもこの体で行けるのか?でも幹事だし、どうするかな、と…
とりあえず、6月最終週のMRI通いをしておりました。
最初は頸椎。
ちょうど西新宿のオフィス街の帰宅ラッシュの時間にMRIの帰りがかぶってしまい、駅に小走りなサラリーマンが、ゆっくりしか歩けない私をどんどん追い抜きます。
追い抜くならいい。
ぶつかってくる。
おい(`・ω・´)!!
その後、新宿駅で、私はマタニティマークを貰いました。自己申告で貰えるんですね、あれ。若い男性駅員さんが、丁寧に優先席の車両が止まるエレベーター付近の乗り口を案内してくれて、最後に、「おなかが目立たない今の方が大変ですもんね」といたわられ、あぁ、若者よ、ごめん…と思いました。
次は一日置いて、胸椎MRI。眼科も受診だから、ほぼ丸一日病院。
眼科受診の後、夕方からMRI。
この日の朝方、自宅で事件がありました。お手洗いに行って、立ち上がろうとしたら、またもや右脚から崩れ落ち、お手洗いのドアに唇を打ちつけました。
切れた唇の内側が、口内炎に。病院行く前に、近所のドラッグストアで口内炎パッチを買いました。私の鞄には、若者駅員を騙してゲットしたマタニティマークが。レジカウンター内の登録販売者の方に、口内炎パッチが欲しいと言ったら、
「妊婦さんですよね、ステロイドの入っていない貼付薬はこれだけです」
(;´∀`)あはは
なんか、効能弱そうだけど、もう仕方ない。
駅のお手洗いで、若干殴られた感のある唇をペロンとめくってパッチを貼って、いざ病院へ。今日はメイクしてても良い部位の検査だから、ちゃんとメイクもしたし!
このメイクが、数時間後、何とも後悔することになりました。