「下丸子クラシック・カフェ」というコンサートを大田区民プラザホールへ聴き(観に)行く。大田区民プラザホールは東急多摩川線の下丸子駅の前にあり、交通の便がとても良く、500人程度のホールで聴きやすい。
 大田区民プラザホール


さて、このコンサートはピアニスト(洗足学園音楽大学准教授)の山田武彦氏がカフェのマスターとして、演奏家をゲストに招き、トークと演奏が楽しめるお気楽な感じのものである。しかも1ドリンク&お菓子付きで¥2,500とはリーズナブル!!


本心としてはドリンクもお菓子も要らないので¥2,000にして欲しいが…。k


さて、このカフェには常連マダム(司会)という人がいるのだが、前回の5月16日までは、元NHK&フジテレビのアナウンサーだった故・頼近美津子氏が勤められていた。なんと故人が亡くなる前日までステージに上がっていたのである。(驚)


なので、今回はカフェがオープンする前に会場が暗くなり、山田武彦氏が、故人との思い出の1フレーズをピアノで奏でてからのオープンとなった。


まず、新常連マダム(司会)として、元・日テレアナウンサーの松本志のぶ氏が紹介された。音楽関係の仕事は初めてだそうである。

下丸子クラシック・カフェ Vol.10 文月 『女神降誕!話題の癒し系ヴァイオリニスト』

ゲスト(ヴァイオリン):奥村愛
ピアノ:山田武彦
○アイルランド民謡:サリーガーデン
○ブルッフ:スコットランド幻想曲より第3楽章
○ベトナム民謡:「収穫の日」
○民謡:津軽じょんがら節
○ウィーラン/加藤昌則編曲:「リバーダンス」より 太陽の巡るリール


----休憩・ホワイエでお菓子配布----


○いずみたく:見上げてごらん夜の星を(ピアノソロ)
○エルガー:愛のあいさつ
○モンティ:チャルダッシュ
○リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行
○グルック:メロディ
○ラヴェル:ツィガーヌ
アンコール(3人とも袖にはけぬまま、松本がアンコールを直訴)
○ジョプソン:エンターティナー(ピアノ&おもちゃのピアノ)
松本志のぶがおもちゃのピアノで参加したが、奥村愛が弾きだす前に終わってしまう。

○加古隆:黄昏のメロディ



6曲が、6月21日にハーモニーホール座間でも聴いた、奥村愛のお得意とする作品。


松本志のぶ氏は初司会で手探りの部分もあっただろうが、ちょっとしゃべり過ぎ感が否めず。奥村愛は1人でのコンサートでも自らがよく話しをし、客席のウケを狙ったりするタイプの演奏家なので、「徹子の部屋」的なトークの主題を司会者が先に話しつつ質問に変換する手法は不要なんだが、致し方なしか?


それでも、いつものコンサートに増して色々な話しが聞けたのは楽しかった。


ただし・・・、お気楽なのは良いのだが、客のマナー違反が散見された。この辺は主催者・会場職員にもお願いしたいところ。




そして、終演後はホワイエで毎度のごとくCD即売&サイン会。


もう、奥村愛のサインはもらいつくしてるので、いつもはジャケットにサインしてもらうのだが、今回はCDの表面にサインを貰う。


 「ポエジー」奥村愛サイン


多摩川線に乗ったのはいつ以来か? おそらく、まだ目蒲線だったころ以来だろう。未だに3両編成なのね。(^_^;)