今日が出勤最後の日でした。

寂しくなるのかな？と思いきや、いつも通りの1日で、何ら変わりなく、感情も揺れることはありませんでした。

会社でもかしこまった挨拶等もなく、これまた普段通りお疲れ様でしたと帰宅してきました。

最後まで仕事に追われ、感傷に浸る暇もなかったにはなかったのですが、あまりに何の感情も湧かずあっさりとしており、我ながら意外で退職とはこんなもんかといった具合です。

事務所の私物の片付けも大分前からしていたので、最後の日の今日の撤退も楽なものでした。

落書きは消していかなきゃね。

このマルだけは残してゆこう。

チョビは、ずっと車の下。

ずっと社用車を使用していたので、最後は同僚が送ってくれました。

明日から車のない生活。

日用品の買い物とか面倒だな。

車の中にあった工具などは玄関に。

片付けるの面倒臭いし、置き場所もないよ

次の会社で車を貸与してもらったら、その車に載せんの。

ひと月は玄関に放置。

そんな汚い玄関にお客さん。

花束持ったおばちゃん。

退職おめでとうございます。お疲れ様でした。って。

誰

普通のポッチャリした眼鏡のおばちゃん。

誰

分からぬまま花束を受け取ったら、サイン下さいって。

え？サイン？

ユンボさんのファンなの？

ユンボさんそんな有名人になってたの？？

やだぁ、恥ずかしいー。

と思ったら、おばちゃん、お花屋さんで受け取りのサイン欲しいってさ。

おばちゃん、退職祝いに贈る花束だと知ってサービススピーチしてくれたんね。

そんなん知らんから、この人誰だっけ？ってめっちゃ頭フル回転させてもうたわ。

だって、制服とかネームホルダーとかエプロンとかも付けずに普っ通ーに私服の普っ通ーのおばちゃんだったからね。

で、退職おめでとうございます、お疲れ様でした！言われたら、動揺するでしょ。

しかも、ユンボさん、退職のこと誰にも言ってないからね。

同僚にすら自分からは言ってないんよ。

ユンボさんがいない時に社長が同僚達に話して、その後、誰もその話には触れないのよ(笑)

ひっそりとフェードアウト。

お花は仕事仲間からでした

どこかで話を聞きつけて気をきかせてくれたみたい。

サプライズ、嬉しいじゃねぇかコノヤロー。

ありがとう

さち子が飾ってた。

しばらくすると、階下からさち子の悲鳴。

慌てて降りてゆくと

床びちゃびちゃ

やはり此奴の仕業か・・・

↑↑↑頂いた花束の横にあった猫ジャラシを取りたかった尾知尾が、花束の花瓶をひっくり返したんよ。

そりゃ猫ジャラシだもの。

そうなるよね。

尾知さんもびしょ濡れ。

そんなこんなで、19年勤めた会社の最後の１日は幕を閉じましたとさ。

感慨浅過ぎて我ながらビックリ

チョビよ、達者で

ミーちゃんとチョビ

結局ミーちゃんは未だに帰ってこないけど、どこかで幸せに暮らしていると信じたい。

みんなに可愛がって貰いなさい。

鶴橋　ユンボ

2022年７月30日