※性差別的な偏見や価値観が含まれます。

(私と私のごく一部の周りの人間の経験と偏見を多分に含んだ内容です。あくまで個人的な見解です。

不快になる方もいらっしゃると思いますがご容赦ください)



私の中で、今回の出産は、色々な"予定"が崩れてしまいました。


もちろん、今となっては、どれも取るに足らないことだと分かっています。 


ジュニアが無事に産まれてきてくれた今となっては尚更です。 


それでも、その時その時の理想があり、ショックや悔しさもありました。


だから今日は、鬱憤晴らしというほど大袈裟なものではありませんが、今までの私の「イジケ話」を書き記してみようと思います。


まず、初期段階からの話をすると



胎児の性別問題


私は早い段階で出生前検査を受けていたので、性染色体の判定により、性別も分かっていました。


ブログの中で、私のお腹の出方や顔つきから性別を予想して下さった方もいましたが、皆さん大正解!


ジュニアの性別は


男の子


当時妊娠3ヶ月だった私は、この結果に正直、落胆しました。


女の子がよかったと・・・



昔からフォローしてくださっている方はご存知な方もいらっしゃるかもしれませんが、私は可愛いものに目がないのです。


無類のキャラクター好きでピンク好き。


子供用品店を覗いても、女の子の服は可愛いが、男の子のものには、イマイチ心を掴まれない。


プラレールにトミカに電車???


興味ないな。


娘と可愛いものを共有、共感したい。


可愛い服を着せたい。


七五三には、色鮮やかな綺麗な着物を着せたい。


大きくなったら一緒に買い物にも行きたい。


孫ができたら、一緒に可愛がりたい。


とにかく女の子が欲しかった。


そんな夢を打ち砕かれたような気分でした。


だって、男の子となるとそうはいかない。


ずいぶん先の話にはなるが、思春期になったら、母親はウザがられ、結婚したら姑なんて毛嫌いされるに決まってる。


総合的に考えても、絶対女の子がいい!!


そう思っていました。



そして、妊娠3ヶ月だというのに、私の脳内では、早くも将来の育児シミュレーションが始まっていた。



毎日毎日

電車を見に行く

消防車を見に行く

パトカーを見に行く

重機を見に行く


残念な事に、全て我が家の近くに存在するのだ。


毎日見に行きたいとねだられるに決まってる。


私は、今後、鶴橋家は、電車、パトカー、消防車、重機を全て排除した世界線で生きていこうかと思ったほどである。


私は建設業界におり、仕事も好きだし、重機や工具も嫌いじゃない。


だが、我が子と一緒に楽しみたいかと聞かれれば、答えはNOである。


つーか、車とか重機とかって危ないじゃん!!


そんなことを妊娠8ヶ月まで本気で思っていた。



そしてもう一つ、私が女児を熱望した訳がある。


これまた杞憂であったのだが・・


それは、周囲の人達をガッカリさせてしまうのではないかという不安だ。


姉のランボは、男児5人、女児1人。


ほぼ男世帯である。


父一也も唯一の紅一点である姪っ子が可愛くて仕方がない様子。


仲の良い職人仲間の家庭も男児が多く、


「女の子が欲しくて頑張ったけど、結局恵まれなかった」という人が何人もいた。


中でも特に仲の良い職人仲間の奥さんは、女の子が欲しくて3人目に賭けたものの、結局3人とも男の子。


性別を聞いた日は、病院の帰り道を泣きながら帰ったという。


そんな話を聞いていた私は、皆んな私のお腹の子が女の子なら喜んでくれるし、可愛がってくれるはず!


でも、男の子だったら、興も薄れてしまうだろう。


なんだ、男かと。


そう思い込んでいた私は、自分の子が男児だとなかなか言い出せずにいた。


そしてまた、私はランボに1番に言った。


「残念なお知らせなんだけど、男の子なんだよね・・・」


すると、またしても、ランボの予想の斜め上をいく回答。


「マジか!?

やったな!!良かったなぁ!

お前は本当にラッキーだな!」




?????

コイツ、本当に人の話を聞いてんのかな?


「だーかーらー、男だって!男の子!」


するとランボは、


「男だろ?

男は最高だぞ!

女なんて育てるもんじゃねぇ!

女はうるせぇし、しゃらくせぇし、あざといし、めんどくせぇんだよ!

男はいいぞぉー!

男は可愛くてたまんねぇから!

男はな、もう本当バカ!

あんなに単純で素直で可愛い生き者はいねぇよ!

アタシもお前の子が男で本当に良かったよ!

お前、相当ついてるぜ!!」



・・・・・・・・



目から鱗だった。


またしても、ランボに救われた。


と、同時に紅一点の姪っ子がとてつもなく気の毒に思えたのであった。


私がガッカリされてしまうと思い込んでいただけで、蓋を開けてみれば私より周囲の人間の方が男児誕生を喜んでくれていた。


男児の呪縛から解放された私は、ようやく周囲にも男児だと伝えられるようになった。


すると、男児、女児の両方を育てた親御さん達から色々な話を聞いた。


もちろん、どっちも可愛い。


それは大前提として、


女の子は小さくても既に1人のレディ。


おませで、こちらの言っている事も妙に理解していて何かと大変。


一方、男の子は、単純で素直。


女の子には効かない子供騙しもある程度大きくなっても通用する。


だから男の子は、楽だし、お母さんにとって小さな恋人になるよ。 


ただし、大きくなっても、うんこ、チンチンで大騒ぎして喜ぶよ。


傘も水筒もジャンパーもランドセルもどうせ壊すから安物でいいよ。


という、有り難い先輩方からの実践的アドバイスまで頂いた。


そして、


「その内ユンボちゃんもプラレールやトミカや電車に詳しくなって好きになるから大丈夫!」


とも言われました。


いやぁ、興味ないな・・・


 

そんなこんなで、気付けば私より周囲の人達の方がジュニアの男児であることを喜んでくれていました。  


そして私自身、月日が経つにつれ、


元気に無事に産まれてきてくれれば、性別なんてどうでもいい。 


そう思えるようになりました。   


そして臨月を迎える頃には、男の子も可愛いと思っている自分がいました。


とは言え、今でも女の子の服を見ると可愛いなぁと思います。


一瞬、ジュニアに着せちゃおうかな!なんて思うこともあります。


でも、それはダメだなって。


私の勝手な趣味の押し付けでジュニアの性自認を歪めてはいけない。 


ジュニアが成長して、自分の意思で、女の子の服を着たい、こういう格好をしたい、と思うのであれば、私はなんだって受け止める。


性別や恋愛の在り方を含めて、ジュニア自身が選択したものならば、私は応援したい。


私の好みや理想をジュニアに強要してはいけない。


だから、今は男児用のものを用意しておく。


そしてジュニアが自分で意思表示できるようになったら、その時は本人の意思を尊重したいと思う。  

と、ここまで尤もらしく語ってはみたが、ふと思った。


思い起こせば、私自身、当時女児の間で流行っていたシルバニアファミリーやリカちゃん人形には、一切目もくれず、建設現場や山を駆け回り、戦隊レンジャーが大好きだった。


スカートなんて履かないし、着る物に頓着しなかった。


ただ、戦隊ごっこの時の赤レンジャーだけは譲れなかった。 


姉のランボも男勝りで、PUMAしか着ないという謎の強いこだわりがあり、いつもPUMAのジャージを着ていた。

 

私達姉妹は、2人とも髪型はショートカットで、世代は違うが、近所では揃ってガキ大将。


母さち子は、こんな2人の娘をどう思っていたのだろうか?

 

女の子らしくない我々を残念に思っていただろうか?


でも、そんな私が今では、可愛いものが大好きになった。


男に産まれたかったとまで思っていた私が子を産んだ。


人間ってよく分からない。


環境なのか。


年齢なのか。


経験なのか。


それとも、単純に人間なんて移ろいやすくて、好みなんて、そもそも一生固定される様なものではないのかもしれない。


昨日まで好きだったものが、今日はどうでも良くなったり、興味のなかったものに、突然、心を奪われたり。  


自分自身ですら自分のことを完全には理解できない。 


ジュニアもきっとそう。


母親だからと言って、私が勝手に未来を決める必要なんてない。


どんなものを好きになるか、どんな人になるのか。


それはジュニアが選択していけばいい。


私はただ、その変化や成長を1番近くで見ていたい。


人間なんてコロコロ変わる。


それでいい。


寧ろそんな人生を楽しんでいきたいし、ジュニアにも楽しんでほしいと願う。


それこそ、私の人生だって、今まさに突拍子もない。


これだから人生は、辛くて楽しい。


ジュニアよ、大きく翔け!


そんな、ジュニアの名前を考えてみた。


姉、ランボ


私、ユンボ、


そして、息子・・・・マイ・サン



サンボ・・・


サンボ


果てしなく陽気な奴っぽいな。


そのぐらいが、丁度いい。


きっといい。




という訳で、


名前は、サンボになりました!










なんか茹で上がったオッサンみたいチーン


足が長いよ!


おしまい


鶴橋 ユンボ