車で何度も通ったことのある道を使い、

久しぶりの風景を見ながら会社に着いた。

会社は休みで誰もいないけど

外から眺め、働いていた頃を思い出す。

復帰できる日は来るのだろうか、

なんて考えながら、

たまたま会社のすぐ近くが会場になっている若年性ガンの患者会に参加してきた。

テーマは

「死生観」

そして

「普通とは何か」

なかなか重いぜ。

そして深いぜ。

内容はWEBで公開しない約束、とのことなので書けないけど

同じ年代のガン体験者と話ができて有意義な時間だった。

病院だと抗がん剤をやっていても年配の方しかほぼ見ないけど

自分と同じ年代のガン患者は存在するし、

考えてることや抱える悩みがやっぱり似ているんだなと思った。

結論が出る話ではなかったので、

「普通とは何か」

について考えながら帰った。

例えば

普通に食べること。

何も制限なく、食べたいものを食べたいだけ食べることができるのが普通だろうか。

病気が理由で糖質制限など、食べるものや量に気をつけなければいけないことは普通だろうか。

手が不自由で、人の力を借りなければ食べれない場合はどうだろう。

普通に働く、となるともっと色んなケースがある。

誰にとっての「普通」なのかによって意味が違うなら

誰にとっての「普通」に合わせなければいけないんだろう。

「普通」は人によっては「当たり前」、人によっては「理想」。

うーん、むずかしい。

やっぱ考えがまとまらない。

でも、こうして考えるきっかけにもなって

ほんといい機会だった。