この本の「はじめに」を読んだ時、これは私の事を書いているのか、と思って驚いた。
著者のパムは
小さな街の優等生だったけれど、心の中では、突拍子もないことをやりたいという願望があり、
時々その「突拍子もない私」が顔を出し、中学生の時は、カウボーイみたいなパジャマを着て、バザーで売り子をしたり、
高校生になってからは、ピエロの格好をしてマスクをかぶり、ローラースケートで学校の廊下を走ったりする。
大学でも同じように。
しかし、大学を卒業すると、「突拍子もない私」を封印し、きちんと就職し、会社勤めになじもうとがんばった。
そして、、、
ある日、目を覚ました時に気が付いた。大胆なもう一人の私、内なる私は、もういなくなってしまった、と。
私も中学時代は文章を書くのが好きで、くだらない文章をたくさん書き、
仲間とふざけた寸劇をしたりしたし
高校時代は演劇部やミュージカルで、金髪の少年やシェークスピアの道化などを演じ、
衣装のまま、近くにコンビニに買いに行った事もある。大大大好きなお芝居があって
文化祭で有志を集め、上演もした。
いつも「楽しい」という気持ちだけだった。
でも大学、そして仕事をするようになり、だんだんと、そのようにふざけた事はしなくなり、
常識的な事をするのが当然という考えになり、
「したいこと」より「しなくてはならないこと」を優先するようになった。
そして、自分で何かを創造するという事も考えなくなってしまった。
きっと、多くの人も私のように、
かっては、パムのいう「突拍子のない自分」がいたのに
いつの間にか、いなくなったしまったのでは、ないだろうか。
この本は、そんな私達に「自分の創造性を高める旅に出よう!」
「とにかくやってみよう!」とメッセージを送ってくれます(^^♪
このコロナ感染の影響で在宅時間が長い今こそが、私達が創造性の旅に出るべき時なのではないかと思います。 続く