いつしかに風をあしらふ青田かな   フーザンボー

 

 

 あしらう・・元々の意味は「待遇する」「応対する」だったのですが、現在は転じて「いい加減に待遇する」の意味が強くなっています。

 いつしか・・「いつのまにか」とほぼ同じ意味です。

 掲句ですが、「植えたばかりの苗は強風に倒れないかと心配することもあったけれど、青々と茂ってきた最近は、強風に負けることなく、軽くあしらうほどにもなったことだよ」の意です。