白桃を今虚無が泣き滴れり  永田耕衣

 

 

 横浜の元町には幾つかのカフェがありますが、小生が時々利用するのは、写真の建物の2階にあるカフェ&バー「無」。おじいさんが一人で営んでいて、愛想もないのですが、なぜか落ち着くのです。

 ここでアイスコーヒーを頼むと、グラスにどんと氷の塊が鎮座していて驚きです。敢えて無駄を承知で提供する。恐れ入ります。

 「この世で為すに値しない何物もない」(吉本隆明)ですね。