きぬぎぬのうれひがほある雛(ひいな)かな  加藤三七子

 

 

きぬぎぬ・・・男女が衣を重ねて共寝した翌朝、別れのときに身につけるそれぞれの衣服。男女が一夜をともにした翌朝のことにも言います(大辞林)。

 

江戸時代に豪華な段飾りが流行ったのですが、その後豪華な段飾りはしだいに流行らなくなったのです。現代は内裏雛だけ飾るお宅も多いのではないのではないでしょうか。