煤逃げの父子の声や氷川丸   阿久津渓音子

 

 

 煤逃げ・・・煤払いの傍題です。年末になると新年を迎えるために家の塵や埃を掃き清めることが煤払いで、その煤払いを嫌って、手伝わずにどこかへ出かけてしまうことを煤逃げというのです。大きなお寺や神社などでは12月の行事として煤払いが残っていますが、最近の家庭では大掃除を家族でするという習わしもなくなってきていると思います。

 今日から12月。我が家の掃除もどこかでしなくてはと思っていますが、どうなることやら。