流れ来るもの一つなき冬の川  五十嵐播水

 

 

 私が出会ったのは、ときおり木の葉が流れて来る谷川ですが、掲出句はその木の葉も流れてこないような川なのでしょう。

 写真ですが、日の当たるところでは、光の加減で水の揺らぎが見えたのです。それをカメラで数枚写したのですが、同じ模様が一つとしてない。光と水の綾なす芸術なのだと思いました。