夕映えの堀にしだるる桜かな


 夕日が山に沈むころ、小田原城のお堀は夕映えの空を映し出し、お堀にせり出している桜は花の重みでお堀の水面にしだれ、水面に散った花びらは花筏とって流れていくのでした。