野分雲ほつれて奥に動かぬ雲  西山睦

 

 

 野分(のわき)は、「台風」ということばが無かった昔から、秋に吹く強風の意味で使われていました。台風というほどではない秋の強風も含まれるけれど、ほぼ台風と同じ意味でも使われてきた言葉です。

 台風の直撃は避けられても、台風に伴う高潮が海岸に押し寄せることがあります。サーファーはある程度の高波は歓迎なので、上手な人はこういうときに海に入ることがあるのです。私にはとても危険なことだと思うのですが。