久しぶりのブログです。
実は5月の終わりに子宮全摘手術をうけました。

子宮筋腫による過多月経から
極度の貧血が2年半。
(でも、2回の出産や子育て、さまざまなストレスで10年以上も貧血状態だったんだな、、
と今さらながら気づきました)

ひとまず貧血による体の苦痛から
解放されました。
(貧血、子宮筋腫にまつわることはまた文章にするつもりです)


子宮全摘すれば。
貧血が治れば。

それはかなり大きな一手ではありますが
全てが解決するわけではありません。

わたしの積もり積もった
傷ついた気持ちは
変わらずにそこにあるのでした。

貧血の時は
日々を過ごすのが精一杯で
何をどうしても体調も気分も悪い。
精神の力技で
よりよく過そうとか、
向き合おうとしていた。

いったい、なんの修行?!
そうやって
何もしない(できない)自分を認めてみたかった。

ゆるすまではいかなかったけど、
何もしないことにまつわる色んな感情体験が
できたと思う。

わたしはビビりなので、
極から極に触れないと
動き出せなかったのだろう。

つまり、それくらい
いろんなことが、ものすごく悪くなったんだな、と思う。


退院してじょじょにお腹の傷の痛みが和らぎ
長い病気の期間が終わった開放感で
しばらくは妙にはしゃいでいた。

動ける!ことがとにかく嬉しかった。
ちょっと歩けば心臓バクバクだったので。

でも、心がしんとするとき
湧き上がってくるのは
あの時、こんなに辛かったんだなあ、とか
なんであんな無理をしちゃったんだろう?
とか、
そんなことばかり。
病気の時のこと、というより
もっと前のこと。
赤ちゃんの時、小学生の時、中学生のとき、
働いていたときの。
妊娠中や、出産後や、子育てしてるときの。
 

自己否定と罪悪感の澱のような気持ちを
全部受け止めてくれた子宮はもう、ない。

だからこそ、
わたしはわたしの気持ちを
本気で受け止めてなきゃいけないんだ。。

次は、もうないよ?
そのずっしりした自分の重さを
今さらながら思い知る。

わかってもらえなくて傷ついたこと
そんな自分の気持ちを馬鹿にして
ないがしろにしたこと
無理して頑張ったこと
人の顔色を伺ってばかりだったこと
自分のやることに自信がもてなくて
頑張って疲れては
夫のせい、母のせいにしたこと
いつまでも同じことを繰り返してしまう、
不甲斐なさ。


色あせることのない、
あまりにダイレクトな感情で
わたしを圧倒する。
自分のものなのに。

だから今、
ものすごく、自分にビビっています。

未消化な感情はいつまでたっても
未消化なんだな、、と思い知るばかりです。



ただ1つ、救いなのは、
その気持ちを、 思ったことを、なんでもいいから
書くことができるという事。
書いて口にすることができる。

体調が悪いと書くことも億劫だった。
でもいまは、それができる。

よかった、、って思ってます。
書くのが小さい頃から 
好きだったから。
わたしにも今できる好きなことがあったんだ。


だから書くことにしました。

ノートに、ブログに、学校プリントの裏側に。
とめどなく、あてもなく。
殴りつけるように、抱きしめるように。
書くことで、少し寄り添えるような気がします。

あるいは、
誰かのブログでみつけたことば。
大好きな小説の一節。
アーティストのうたう歌詞。
だれかが口にしたことば。

ひとのことばを書き始めて思うのは
身近なところに
響くことばが実は
たくさんたくさんあるということ。

わたしはひとのことばが好きなんだな、
ということにも初めて気がついた。


口ではうまく伝えられなかったこと、
少しずつ文章にしていきたいと思います。