こんばんは。


昨日、ゆとり教育について、お話しましたが、石原都知事の、


「日本人は日本人らしさを忘れてしまったのではないか」


ということばを聞き、


「これもゆとり教育の副産物かもしれないな」


と感じました。


最近のお子さんを見て特に感じることは、


損得勘定で物事を考える子が多くなった


ということです。


例えば、お菓子の包み紙が一つ落ちていたとしましょう。


私「お~い、こんなところにお菓子の紙が落ちてるぞ~」


生徒「私じゃない!」


生徒「僕じゃない!」


生を「僕でもないよ!」


つまり、彼らにとって、自分がやったことでもないのに、その包み紙を捨てるのは「損なこと」なのです。


「自分が散らかした訳でもないのに、なぜ自分がゴミ箱に捨てなければならないのか?」


そういう気持ちが、彼らの心を支配します。


友達関係においてもその結びつきは希薄です。


楽しいから友達と付き合う。


でも、自分が損をしてまで、自分の何かを犠牲にしてまで、付き合おうとは思わない。


今はそれが常識だと思います。


つまり、友達というのは、自分が楽しく暮らすために必要な単なる一つのアイテムにすぎません。


言い過ぎでしょうか? 


しかし、私にはそのようにしか見えないのです。


自分は何かですぐに傷つくくせに、


友達にも自分と同じような「傷つきやすい心」があることには関心がないのです。


友達のために、自分が犠牲になるような、


或いは身を呈して友達を守るような場面を私は見たことがありません。


昨日まで仲良くしていた友達が、次の日には他のグループに移り、お互いに悪口を言いあったりしています。


では、これがなぜゆとり教育の副産物なのか。


時間的にゆとりを得た子どもの親たちは、こぞって、子どもを習い事に通わせました。


習い事にはお金がかかります。


子どもたちは、ものだけでなく、様々なサービスはすべて「お金」で買えるものだということを学びます。


だから、


お金のある人生=豊かな人生


お金のある人=すごい人


という価値観を持ちます。


そして、損得勘定に長けた子どもが出来上がります。


そして、彼らは、「多数の子どもたちが集団を形成して遊ぶ」ということを経験する機会を奪われます。


それは、時間に余裕がなくなったからです。


一言で言えば「暇な子」がいないのです。


昔は、野球をしたかったら空き地に行けば良かったんです。


そうすれば、誰かしらがそこで野球をしていて、その中に顔見知りがいれば、すぐに入れてもらったものです。


今の子にそれができると思いますか?


まず無理でしょう。


お金で契約した習い事なら、行けば必ず親切に迎え入れてくれるでしょう。


子どもにすればそれは心地よいに決まっています。


しかし、子どもは、自分自身で社会を作り出す機会を奪われます。


ゲーム機をはじめ、遊び道具もお金のかかるものばかり。


遊びも、社会性も、勉強も、スポーツもすべてお金で買うのです。


そうして育った子どもたちのアイデンティティーは、どのように育まれるのでしょう?



しかし、こんな偉そうなことを言う私も、お金を頂いてものを教える仕事に従事している訳です。


そうですね。


それは動かし難い事実です。


でも、私は、お菓子の包み紙が落ちていたら、それが誰の仕業であろうと、ゴミ箱へ捨てるべきだと教えます。


また、それを散らかした人間は、自ら名乗り出るべきだと伝えます。


「バレなければ、自分が損するような告白はしない方が良い」


という考え方が、如何に卑怯なことなのかを教えます。


「受験塾でそんなこと教える必要などない」


と言われても教えます。


理屈をつけようと思えばそれは簡単なことですが、私にとって、それは理屈ではありません。


ずるい行為はいけない。


友達を裏切るのははよくない。


自分だけがよければいいという考えは醜い。


人に迷惑をかけてはいけない。


途中で物事を放り投げたりあきらめたらいけない。


謙虚さを持たなければいけない。


自分を信頼してくれる人にウソをつくようなことはいけない。


約束を破ってはいけない。


これらはみな、当たり前のことですが、今の子どもたちにはできないことばかりです。


それを、教えるのに理屈も何もありません。


自然に口に出てきてしまうのです。



しかし・・・・・・


これは経営者としては失格ですね。


経営者は利益を第一に考えなければなりません。


「お客様(生徒)は神様です」


という態度で臨まなければならないのです。


私は経営者としては四流です。



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