17年も塾をやっていると様々な問題が起こります。


いじめや靴を隠すことなどは、その中でも悪質なものです。


とても残念なのは、そのような事実が発覚した時、犯人が名乗り出るということはまずない、ということです。


つまり、黙っていればばれないのなら、しらを切り通すのが普通、ということですね。


それは、当たり前でしょう。


当たり前ですよね。


でも、私はそういうのがすごく嫌なのです。


一口に言えば、


「正直者がバカを見る世界」


です。


そんなのは大人の世界だけで十分でしょう!


せめて子どもの世界くらいは正義が正義としてまかり通る世界にしたいものです。


しかし・・・


しかし、現実には、いくら小学生といっても、


もう大人の「ずるさ」や「狡猾さ」などというものを身につけてしまっているのは常識ともいえます。


何て悲しいことでしょう。


もし私が、


「このようなことをやった人がいたら名乗り出て下さい」


と言った時、黙っていれば絶対にばれないのに、手を上げた生徒がいたら・・・・


当然私はその生徒を叱りますが、


でも、心の中は泣きたいほど嬉しいと思います。


でも・・・・そんなことは現実にはないのです。


昔、大量の雪が降り積もった日、ある男の子の下ばきが無くなりました。


その下ばきは翌日、塾からそう遠くないところに捨ててありましたが・・・・


当然誰がやったかはわかりません。


でも誰かが必ずやったのです。


そうすれば家に帰れなくなることをわかっていなっがら。


その子はどういう気持ちだったのでしょう。


「してやったり!」


と小躍りしているのでしょうか。


卑劣


その一言に尽きます。


ばれさえしなければその子に罰を下すことはできません。


しかし、罪は一生消えないのです。


罰を受けて罪を償わない限り、罪はずっとその子の心に残ります。


その子は一生その罪を背負っていくのでしょうか。


それとも、そんな罪など、微塵も気にせずに毎日楽しく暮らすのでしょうか。


どちらにしても本当に悲しいことです。



このような事件は私を打ちのめします。


子どもの純粋さが好きでこの仕事をしている私を打ちのめすにはこれが一番です。