前代未聞の珍事!? 宇多田ヒカルが自身のツイッターでUtadaの海外版を「全く心のこもっていないモノ」と痛烈批判!!

シンガーソングライターの宇多田ヒカルが、ユニバーサルミュージックから発売されるUtada名義のベスト・アルバム「Utada the best」に対して、自らのツイッターで批判を繰り返している。


宇多田は「普通の人間生活をしたい」という理由から音楽活動を年内で終わらせ、無期限休業する。

無期限休業とは聞こえがいいが、事実上の「アーティスト引退」と見ていいだろう。その最後として11月24日にEMIミュージック・ジャパンからベスト・アルバム「Utada Hikaru Single Collection vol.2」を出す。


ところが、その宇多田のベストアルバムに便乗?してユニバーサルミュージックも海外版で出してきたUtadaのベスト・アルバムを同時発売を発表したものだから激怒した。


宇多田は、自らのツイッターで連続して呟いている。



「Universal Japanから発売が発表された「Utada the best」ですが、私の意志とは全く無関係であり、EMIの宇多田ヒカルのベストと同日に発売をぶつけてきた彼らのやり方にもあまりいい印象を持てません。予約を考えている人は、少し待ってください」



「売れなかったら叩かれるのは私なんですけど、正直なところ全く心のこもっていないモノです。未発表のものは何も入っていません」




「昨日の発言がマスコミに取り上げられる中で問題の”Utada the best”と、『Utada Hikaru Single Collection vol.2』が混同されないか心配…なんとややこしい。私のお墨付き&力作は「宇宙の絵」が目印です!(´▽`)」




宇多田ヒカルが、何か「石原真理(かつての芸名は石原真理子だった)」になっちゃった感じだ。


いや、普通の人間生活を待たずに「プッツン」してしまったのか…?


確かに、ここでUtada名義のベスト・アルバム「Utada the best」を発売することに対して、心情的な問題があるのかもしれないが、しかし、これは契約上は全く問題のないこと。しかも、ユニバーサルミュージックは、Utadaと契約を結んでアルバムを制作してきた米国のアイランド・デフジャムからの要請に基づいて発売するわけだから、宇多田が、ここで自身のツイッターで呟いてファンを巻き込むこと自体、契約社会の米国で音楽をやってきた宇多田の行動としては思えない。



最も今回の問題で理解できないことがある。



※宇多田ヒカルも宇多田パパも「Utadaは別物」と言い続けていたのに何故!?



宇多田ヒカルも、宇多田のプロデューサーである宇多田照實氏も、これまで「宇多田ヒカルとUtadaとは全く別のもの」とし、宇多田ヒカルと Utadaを区別するようにマスコミにもファンにも言い続けてきた。マスコミには、例えば「Utada(宇多田ヒカル)」と表記することさえも認めず、メーカーにクレームし続けてきた。



ところが、今回は、宇多田ヒカルが「宇多田ヒカル」名義で呟いているツイッターで、Utadaのベストアルバムに対して「予約を考えている人は、少し待ってください」「ファンにお金を出させたくない、全く心のこもっていないモノです」などと言い放っている。余りにも身勝手じゃないか? アーティストとして無責任すぎはしないか? こんなことで「普通の人間生活」出来ると思っているのか?



要は、宇多田ヒカルが、これまで「別物」と言い続けてきたUtadaの海外版を否定しているようなものじゃないか? しかも、そのベスト盤を「全く心のこもっていないモノです。未発表のものは何も入っていません」って、自分の言っていることが何なのか理解できているのか?




※石原真理に続く“プッツン”に…。果たして「普通の人間生活」が出来るのか?




ハッキリ言って、これはプロデューサーである父親の照實氏の責任が重大だ。彼女の主張は本来、照實氏が言うべきことであって、アーティストに言わせたらダメだ。ま、」照實氏は、サンドバック状態だろう。サンドバック状態だろうけど、とりあえずは娘の擁護するしかないが、契約上は文句も言えない。


まあ、どっちにしても、今や宇多田ヒカルに対して誰も言う人間がいないってこと。まさに野放し状態。糸の切れた凧。どっちにしても「裸の女王様」ってとこか。そのことに全く気づこうとしない宇多田は、実に哀れである。10年前にファースト・アルバムを国内最高の850万枚を売って、時代の寵児と言われた宇多田の末路は…。そんな思いでならない。



そもそも、これまで、「宇多田ヒカルとUtadaは別物」と言ってきたわけだから、「売れなかったら叩かれるのは私」なんて心配もしなくていいはず。



いずれにしても、宇多田ヒカルにせよUtadaにせよ、ビジネスとして米アイランド・デフジャムと契約してきたわけだから、デフジャムが、ビジネスとして作品を再構成して発売するのは当然のこと。それとも、宇多田は今年初めのワールド・ツアーをユニバーサルが協力してくれなかったことを逆恨みしているのか?


いやいや、それも十分にあり得る…。
それにしても、これで宇多田ヒカルのベスト版「Utada Hikaru Single Collection vol.2」より、Utada名義の「Utada the best」の方が売れてしまったら…。そっちの方が面白いことになりそうだ。



※因みに、「Utada the best」は、これまで発売された2枚の海外版アルバム「エキソドス」「ディス・イズ・ザ・ワン」の収録曲の中から選曲されているが、他に「カム・バック・トゥ・ミー」「ダーティー・デザイア」「デヴィル・インサイド」のリミックス・バージョンが収録されるという。