相関図(フジテレビ サイトより)


ゴシップROCK★吉原ニューハッスル


ゴシップROCK★吉原ニューハッスル



キャスト :役名(芸名)



コ・ウンソン(ハン・ヒョジュ)
ソヌ・ファン(イ・スンギ)
ユ・スンミ(ムン・チェウォン)
パク・ジュンセ(ペ・スビン)
ウンソンの元彼イ・ヒョンジン(キム・ジェスン)
ウンソンの父コ・ピョンジュン(チョン・インテク)
ウンソンの継母/スンミの母ペク・ソンヒ(キム・ミスク)
ウンソンの弟コ・ウヌ(ヨン・ジュンソク)
ファンの祖母/チンソン食品代表チャン・スクチャ(パン・ヒョジョン)
ファンの母オ・ヨンラン(ユ・ジイン)
ファンの妹ソヌ・ジョン(ハン・イェウォン)
ジュンセの父/チンソン食品理事兼顧問弁護士パク・テス(チェ・ジョンウ)
執事兼料理人ピョ・ソンチョル(イ・スンヒョン)
ウンソンの友人チョン・イニョン(ソン・ヨウン)
ウンソンの友人イ・ヘリ(ミン・ヨンウォン)
ファンの友人チン・ヨンソク(チョン・ソクウォン)
店長(ペク・スンヒョン)
スジェ(パク・サンヒョン)







2009SBS演技大賞・功労賞(パン・ヒョジョン)
10大スター賞(イ・スンギ、ハン・ヒョジュ、ペ・スビン)
最優秀演技賞(キム・ミスク)
特別企画部門 演技賞(イ・スンギ、ハン・ヒョジュ)
ベストカップル賞(イ・スンギ&ハン・ヒョジュ)




更に詳しいあらすじ(ストーリー内容)




■17話
ジュンセの「ウンソンが好きなのか?」という言葉を否定するファンは、一日中世の中で一番良い人で全ての人に気配り出来るフリをしているジュンセに嫌気が差したのだと言う。家へ帰ったウンソンはイベントの成功とファンの頑張りをスクチャに報告し、ファンは足が疲れているはずだと教える。スクチャは法的に家族も財産が手に入ると知ったであろう今も真面目に働くファンの成長を喜び、愛おしく思いながらもファン本人に甘い顔を見せないよう我慢し、眠るファンの足を濡れたタオルで湿布してやるのだった。翌朝、孫娘の婿となるはずの男を奪ったウンソンをスクチャが許して家に置いておくはずないと考えるソンヒはヨンランに電話して様子を探るが、ヨンランは、ジュンセがウンソンが好きな事はウンソンのせいではなく、ジョンとジュンセは結婚の約束していたわけでもない、涙を見せながらお義母さんに理解しろと言われたらどうしようもないと答える。ピョンジュンはソンヒを訪ね、ウンソンが自分とメールでしかやり取り出来ないのを承知でメール会員を脱退したと話し、ウンソンから連絡はないかと訊く。ソンヒは、それはウンソンがあなたとの連絡を断ちたかったからで、父親が生きていた嬉しさよりも怖さの方が大きいのだと教え、知り合いの多いソウルにいるより、自分やウンソンを安心させる意味でも地方で果物でも育てながら気楽に生きるのはどうかと勧める。その頃、ファンはウンソンと一緒にマンションにチラシを配ってまわっていた。休憩中、ファンはウンソンに弟の歳を訊き、お祖母さんが捜すと言ったからには絶対見つけてくれるはずだと言い、あの日カバンを返そうとホテルの前で40分待ったのに現れなかったからカバンを奪った思ったのだと話す。そして、自分のせいで父親の顔も見られなくした事に対して謝り、靴擦れが出来たウンソンを自転車の後ろに乗せて店に戻る。ファンに言われたとおり会社の資料を持って来たスンミはそんな二人を見て、わざとファンと親密そうにファンの腕をとって店を出て行く。ファンは本屋で営業の本を買い、ウンソンとずっと一緒で気まずくないかと訊くスンミに、今は2号店の売上をUPさせる事が大事だからウンソンについての余計な事は考えるのは止めたと答える。翌日、ピョンジュンはジュンセを呼び出し、以前もらった薬代を返し、自分勝手でとても大きな愚かな判断をしてしまった代償を払うためにソウルを離れる事にしたと話してジュンセと握手して別れる。その頃、ソンヒはテスに、息子さんとあの娘が上手くいけばチンソンの社長が嫁になる、喜ばしい事ではないかと言うが、テスは、自分が怒っているのは金の問題ではなく、20年力を注いできたチンソンを大きくしたいと熱望しているからだ、あの娘が嫁になるなど絶対に認めないと話す。その日もチラシを持って営業に出たファンとウンソンは、前日思いついたアイデアを実現させるために動くが失敗に終わる。しかし、そこから二人は次々に団体で配達できる場所を思いつくのだった。ジュンセは、スクチャが遺言を残しても法的に家族に渡る財産がある事をウンソンに教えて罪悪感を抱く必要はないと話し、それでもファンが2号店で働くのは会社を奪われたくないからだろうと教える。スンミは約束どおり写真を持って待ち合わせ場所に現れたウンソンに、ネットでウヌを捜してはどうかと提案する。そして、ファンにお金がなくても彼さえ居てくれればそれだけで嬉しい、お祖母さんがウンソンに財産を譲ると聞いた時、自分の借りをお祖母さんが代わりに返してくれた気がした、私たちを恨んでいるにも拘らず自分たちの関係を黙っていてくれている事には感謝していると話し、そんなにファンが好きかと訊くウンソンに、彼は私にとって水であり空気であり大地なのだと答える。その頃、ヨンソクはウヌを甥のハン・ウンジェと紹介してファンにウヌの世話を頼み、ファンは同じような弟を持つウンソンを思ってウヌの面倒をみるのだった。一方、ソンヒから高速ターミナルへ来るよう指示を受けたピョンジュンは偶然バスに乗るウンソンを見かけ、必死になってバスを追いかける。




■18話
バスターミナルへ現れたピョンジュンは、バスに乗るウンソンを見たからソウルに残って捜すと言う。ソンヒは、ウンソンがアメリカに居るフリまでしていたのなら余計に捜すべきではない、なぜ娘の気持ちが分からないのかと言うが、ピョンジュンは、ウンソンにから直接消えてくれと言われたなら永遠に姿を隠すつもりだ、父親として二人に何があったのかも知らずに隠れて生きるわけにはいかないと言い切る。その頃、ジュンセは父から、あの娘には会うな、立地条件の悪い2号店の売上はそう簡単に上がらない、配達サービスで20%売上をあげるためにソルロンタンを何杯売らなければならないと思うのか、絶対上手くいくわけがないし、あの娘の顔など見たくもない、付き合いを止めないなら息子とは認めないと言われていた。スンミはネットでウヌの捜索を呼び掛けようとするが、ソンヒから止められ、ピョンジュンがウンソンを捜し始めたと知らされる。スンミは、ウヌを捜す事でウンソンに誠意を見せれば、ファンの気持ちに気づいたとしても優しいウンソンなら引いてくれると思ったと話し、ファンがウンソンを好きだと知ったソンヒは驚く。ファンとウンソンはアイデアを出し合って営業を進め、ジュンセは納品先を紹介しようかと言うが、ウンソンは、ファンと二人で頑張ると楽しそうに話すのだった。客に対して怒りを我慢するファンを見たウンソンは屋上にいるファンの所へ行き、客に対する不満をまくし立てる。ファンは過去に同じ事をした自分に言っているのかと言い、そうではないと知って「お前が俺の味方になるはずないのに」とつぶやく。ウンソンは微妙な空気をふっ切るように「パートナーだから!」と言い、その後ファンは店長から正社員として認められる。その日はファンの父の命日で、事故当時の事はファンしか知らないため、スクチャは、死ぬ前に息子がどんなふうに亡くなったのか知りたい、何か思い出したら話してくれとファンに言って部屋で息子の写真を抱きしめながら涙を流す。ファンもまた人知れず涙を流し、ウンソンはそんなファンを見つめる。翌日、ファンが資料を送っていた工場と契約を結んだファンとウンソンは喜ぶが、ジュンセが先輩である社長に頼んでいた事が明らかになり、ファンは怒って契約を取り消すと言う。ウンソンは、資料を見て検討している時にジュンセさんから連絡をもらったと社長が言っていたではないかと言うがファンは聞き入れず、ジュンセの助けを受けてまで売上をUPさせたいのか、手段を選ばず、そこまでして遺産がほしいのかと言い、怒ったウンソンは車を降りてしまう。しかし、ウンソンがトラックに轢かれそうになり、父が事故に遭った場面を思い出したファンは咄嗟にウンソンを抱き寄せて助けるのだった。イニョンに会うためにジュンセのレストランを訪ねるウンソンは、ジュンセに、気持ちは嬉しいが紹介するのはこれっきりにしてほしいと話す。同じ頃、再びヨンソクからウヌを預かるよう頼まれたファンは、知り合いの弟も同じ病気でピアノが好きらしい、ピアノは嫌わないから羨ましい、お前は自分を嫌う人を好きになる気持ちが分かるか、知り合いにスパイのように正体不明の女がいるが一緒にいるとそれを忘れてしまうのだと一方的にウヌに話す。ウンソンはイニョンから言われた"お金が目的で遺産をもらうのだろう"という言葉と、変わりつつあるファンに対する自分の気持の変化から、遺産を受け取るのを躊躇し始める。ヘリはそんなウンソンに、ファンを好きになったのかと訊くが、ウンソンは、嫌いな気持ちがなくなっただけだと自分に言い聞かせるように答えるのだった。その頃、スンミは母の携帯にかかってきた電話で、母がウヌを捜していた事を知る。翌日、ウンソンは店に来た父親の友人から声を掛けられる。ピョンジュンが亡くなった後の事情を知った友人は、事故の補償金や生命保険も借金取りに持って行かれたのかとウンソンに訊ね、「死のうとしたが保険の事を思い出した。家族に金を残したいが自殺では保険金がもらえない」と話していたピョンジュンの言葉を伝えて保険について調べるように言う。父が生命保険に入っていた事を確かめたウンソンは、勝手に手続きをしたソンヒに保険金が支払われていた事実を知らされる。




■19話
ソンヒがウヌの後見人となる書類や自分の委任状を持って保険金の手続きをし、電話で自分の代わりに委任状の本人確認までしていたと知ったウンソンは、葬儀の夜に父の後処理のためだと言って委任状を真似て書かされた事を思い出して大きな衝撃を受ける。その頃、スンミは母がウヌを友人の息子と言って捜していた事実を知る。ウンソンが昼に店を出てから夜中になっても戻らないため、ファンはジュンセにウンソンと一緒かと確認し、ウンソンが戻らない事を知らせて携帯番号を教えるように言う。バスから降りるウンソンを見たファンは安堵し、ウンソンに、どれだけ心配させるのか、こんな時間まで何をしていた、俺との約束を忘れたのか、なぜ携帯に出ないのか、お前は俺を混乱させるために生まれてきたのかと怒鳴るが、ウンソンはなぜファンが自分を心配するのかが理解できず、ファンはそんなウンソンに「なぜ心配しちゃいけない?」と言う。家に帰ったウンソンはこれまでのファンの言葉を思い出し、ようやくファンの気持ちに気付くのだった。翌朝、ヘリの電話を聞いたジュンセは、ウンソンの継母がソンヒで、ソンヒが娘とファンの結婚のためにウンソンに関係を口止めさせていた事を知る。食事をしないウンソンを心配するファンだが、ウンソンは、もう私に優しくしないでいい、営業は別々にしよう、私の心配などせず結婚する彼女に優しくするように言ってスンミの名前を出し、ファンを驚かせる。ジュンセは、ファンに昨夜ウンソンを出迎えた礼を伝え、これからはもう彼女を心配する必要はないし好きにもなるな、お前は彼女に奪われたものを奪い返そうとしてるだけで、彼女を傷つけるだけだ、俺はこれ以上彼女を傷つけたくない、彼女は俺の好きな人だ、割り込んでくるなと言う。ソンヒを呼び出したウンソンは父の生命保険について問いただし、本人に会ったのかと心配したソンヒは少し安堵しながら保険金で借金を返したと答え、あなたは自分の手で委任状にサインしたではないかと言う。あれは事故の補償金に関する委任状だと言ったではないかと反論するウンソンだが、ソンヒは、自分は後処理のためだと間違いなく言った、全ての後処理を私にさせて家を出ておいて今さらなにを偉そうにと言うのだった。呆れたウンソンは、保険金はあなたが受け取ればいい、あなたのお陰でお祖母さんの遺産をもらえるのだからそのお金は譲って当然だ、あなたに追い出されなければ私はお祖母さんに出会わなかったのだからチンソンの社長になれるのも全てあなたのお陰だ、お金だけが目的だからソヌ・ファンは諦めないだろうが、それでもスンミが彼を好きなのを口実にするなら、より一層スンミを彼と結婚できないようにしなければならない、こんな目に遭ってまで私がスンミとの関係を黙っていると思うのか、スンミが彼と結婚出来なければあなたのせいだ、ずっと不安を抱いて生きて行けばいいと言い放つ。翌日、店長から仕事に私情を持ち込まないよう注意されたウンソンはファンと共に教会へ出掛け、自分の分も用意しておきながら先に食事するファンに「ほんとに悪い人」とつぶやく。ファンは「悪くてもバカじゃないって書いただろ?」と言ってウンソンを驚かせる。ファンとウンソンが家に戻るのを見届けたソンヒはスンミと一緒にスクチャに会いに行く。ソンヒは、突然の事故で夫を亡くしたが言うタイミングを逃した、その夫の娘がウンソンだ、縁が切れたと思ったがスンミの入社後ウンソンと再会したと話してウンソンをその場に呼ぶ。続けてソンヒはスクチャに、ウンソンと何処で出会ったのかは知らないがウンソンは最初からお祖母さんの正体を知っていたと言ってスクチャの記事が載った雑誌を差し出す。スンミもウンソンがスクチャの話をしていたと同調し、ソンヒは、ずっとファンを思い続けていたスンミの机にはファンの写真を飾っていたからファンの顔を知らないはずはないと言う。ウンソンは父の保険金のために嘘をついているのだと言うが、ソンヒはあっさりそれを認め、家や土地は手放し、保険金や事故の補償金は返済に充てたと言ってウンソンがサインした委任状を差し出し、これで好きに処理しろとウンソンに言われたと言う。さらにウンソンから保険金の事で脅迫までされたと言うソンヒは、ウンソンのせいで大変な経験をさせてしまったとスクチャや家族に謝って帰って行くのだった。ヨンランはスクチャを責めるが、スクチャは荷物をまとめて頭を下げて家を出て行くウンソンを黙ったまま見送る。




■20 話
ファンはウンソンを追いかけ、なぜ弁解もせず黙っているのか、このまま出て行けば認める事になると言うが、ウンソンは、違うと言えば信じてくれるのかと逆に問いかけ、もうたくさんだ、お金は怖いし全てがイヤ、終わりにしたいと言って背を向ける。その頃ソンヒは、遺産話はなかった事になるからファンと上手くいく事だけを考えろ、精一杯やったのだから後は天に任せよう、偶然も3度続けば必然になると言うが、まさかウンソンの父親が娘に再会するなんてあり得ない、来週引っ越せば全て上手くいくとスンミに話す。ヘリの家を訪ねるウンソンは、ヨンランとジョン母子の怖さを伝え、スクチャとファンに誤解された事がつらいと話す。ヘリから事情を聞かされたジュンセは、自分がウンソンの事情をお祖母さんに話す手もあるが、それで解決出来る問題ではない、とりあえず明日保険会社でもらった資料を見せるようにと言う。翌朝、ウンソンはスクチャに辞表を出すが、スクチャは、私を馬鹿にしておいて辞表を出して済むと思うのか、勝手は許さない、明日から2号店へ出て会社の運営能力がある事を見せろと言う。そして、人は人を100%信じられるものではないが、私は自分を騙す人間は許さない、お前はスンミの母が言っていた事を認めて逃げるのかと言って辞表を破る。ウンソンは、今までどおり2号店で働く代わりとして、絶対に遺産は受け取らないから遺言状を取り消してほしい、自分は純粋にお祖母さんの意志を継ごうと思ったのではなく他に欲があった、憎まれたり疑われたり申し訳なく思うのに疲れてしまったと話す。その後、ウンソンは本社内で顔を合わせたスンミを責めるが、スンミは、自分は嘘を言った覚えはなく、ただ自分の物を守りたかっただけだと言う。それがファンの事だと知るウンソンは、彼が私を好きだとしたらどうするのか、彼が私を信じたらどうするつもりかと訊ね、さらに、必ず明らかになる時が来るのを待てばいい、でもあなたは本当に彼と結婚の約束をしたのかと言って帰って行く。スンミはファンに会い、前日の事はウンソンが脅してきたから仕方がなかったのだと弁解する。ファンは、本当にウンソンが脅迫したのかと訊ね、彼女は間違いなく自分の顔を知らなかったはずだと言う。そして、自分が信じられないのは彼女と過ごした時間のせいだ、自分がいくら他人に興味がないからと言っても感が働かないほど鈍くはない、彼女は脅迫などしていないと思う、きっと誤解だと話す。疑いを晴らすためには法的な手段に出るしかないとジュンセの助言を受けるウンソンだが、あの人は一筋縄ではいかない人だと言い、あとひと月働きながら考えると答える。そんな中、ファンはウヌに会いに行き、「お前は心のままに生きてるだろ?頭と心が別の方向へ進む時、どっちについて行くべきだと思う?頭ではスパイ(ウンソン)は悪い人だと言うけど心は悪い人じゃないと言う…どうすればいい?」と訊くが、ウヌはピアノを弾きながら「スパイが好き」とだけ言うのだった。翌朝、ウンソンは亡くなった母にもらったネックレスがない事に気付く。出社したウンソンはファンを呼び出し、遺産は受け取らないから安心するように言う。そして、浴室にネックレスがなかったかと尋ねる。その日、初めて店長から給料を渡されたファンはウンソンに20 万₩を返し、残りは翌月に返すと言う。そして、祖母へのプレゼントを選んでほしいと頼む。家に帰ったファンは祖母と母にプレゼントを渡し、スクチャは感動して涙を流す。翌朝、ファンはウンソンに自転車を届け、"ネックレスは見つからなかった。女なのに一つしか持ってないのか"と書いた手紙とネックレスを置いて帰る。ウンソンがファンに対する気持ちがあると感じるヘリは、つらい時に力になってくれるのはジュンセだと言ってファンを悪く言うが、ウンソンはファンを庇うのだった。その後ウンソンはファンの手紙の筆跡から、"信じたくなる人"と書かれたメッセージがファンの物だと確信し、涙を流す。教会との契約が決まり、ウンソンはファンの初契約を祝って飲みに誘い、「なぜ人生をかき乱すのかって言ったでしょ。ごめんなさい。もうかき乱さない」と言いながらネックレスを返す。ファンは、プレゼントを選んでくれた礼だと言うが、ウンソンは、「私の人生に関わる人じゃないから返すの。優しくしないでって言ったでしょ」と言うのだった。ファンはスンミとの約束を忘れてひとりで飲み続け、酒に酔ってウンソンに会いに行く。





■21話
ファンは、なぜ人の部屋へ入り込むかと言うウンソンに、「お前が先だろ。(俺の心に)勝手に入り込んでおいて、これさえ拒否して…」と、ネックレスをウンソンの手に握らせて眠ってしまう。一方、ファンと連絡が取れないスンミはヨンソクに電話をするが、そこにいたウヌはスンミの名前に反応する。その日、ソンヒはひとりで引越しを済ませ、翌朝、スンミはジョンからファンの外泊を知らされる。その頃、再び目を覚ましたファンは、ウンソンが朝食の準備をしてすでに家を出ていた事を知る。ウンソンは店に出てきたファンに、今度こんな事があったら警察に通報すると言うが、ファンは、そう言いながらなぜ酔いざましのスープを作ったり布団を掛けたり歯ブラシを置いて行くのかと言うのだった。さらに、お祖母さんの孫だから今回だけは大目に見ると言うウンソンに、なんて事はないのに拒否されたから腹が立って酒を飲んだだけだと話す。そこにスンミが現れ、辞表を出したと言いながらウンソンが店にいるのを見て驚く。同じ頃、ソンヒもウンソンが今も 2号店で働いている事を知って驚くが、「お義母さんは騙した人間を許さない」と言うヨンランの言葉に、遺言状を取り消すに違いないと確信する一方で、スクチャが何の行動も起こさない事を気にする。スンミはウンソンが提出したクルーズフェリーへの納品提案書を見つけ、その入札のために二人が一泊で出張に出る事を知る。一方、テスは同じフェリーへ入札するライバル社のパク社長にチンソン側の入札資料を手渡していた。その頃、ウンソンはスクチャに書き直した提案書を見せながら、元々チンソンにいたパク社長とは味の差がないとすれば価格競争になる、それなら地元の食材を使った朝食メニューで差をつけるのはどうかと提案する。母の出身地のために熱く説明するウンソンだが、スクチャは一旦保留とする。ジュンセは、叔父からトンヘのクルーズレストランを任されたとウンソンに話し、一緒に行って協力してほしいと言うが、ウンソンは、実は自分たちも入札予定で、ファンと一緒に行く事になっていると知らせる。顔色を変えるジュンセだが、無料弁護をしている先輩に話をしたから一緒に会いに行こうと誘う。家に帰ったファンはスクチャにウンソンを信じているのかと訊ねるが、スクチャは、他人にはないウンソンの人間性を評価しながらも、最初から自分を知っていたなら話は別だと言って、逆にファンにどう思ったかと訊ねる。そして、クルーズ入札に成功して20%売上UPを実現させたらどうするつもりかと訊ねるファンに、考え中だと答えて本音を明かさない。翌朝、ピョンジュンはイニョンの先輩を訪ね、ウンソンとの事で訊きたい事があると伝言を頼み、数日後また来ると言う。ファンとウンソンはトンヘへ出発し、ウンソンの出した案を採用したスクチャはスンミに書類を持たせてトンヘへ向かわせる。同じ頃、店長は2つ目の提案書で準備するようウンソンに電話で伝え、必要な書類は本社の社員に持たせると知らせる。その社員がスンミと知ったウンソンはぎこちなく言葉を交わし、スンミは母の車で来た事は言わずにタクシーで来たとファンに話す。その日の仕事を終えた3人にジュンセが加わり、ファンはウンソンと二人きりにしないためにジュンセについて行く事にする。ジュンセはクルーズレストランを案内し、2号店の仕事を終えたらヘリと一緒にクルーズレストランをやってみないかとウンソンに話す。夕方、スンミは、脅迫の件はもしかしたら誤解だったのかも知れない、母が誤解を解くために借用書を見つけ出し、債権者にも連絡を取って準備している、私は誤解が解けるのを望んでいるとウンソンに話し、ウンソンは呆れながら、自分も準備中だと答えるのだった。明け方、ファンは暗いうちに散歩に出るウンソンを心配して後をつけ、ウンソンの前に立ちはだかって、「パク・ジュンセとは何もするな。レストランもやめろ、一緒にもいるな、何もするな。俺のそばにいろ!」と言う。ウンソンは、「あの人たちを省いて私たちに何が出来るの?私たちの間にはスンミやジュンセさんがいるし、私を詐欺師だと思っているお祖母さんやお母さん、ジョンがいる。ウヌや父もいる。だからやめて」と言って去って行くが、ウンソンがネックレスをしているの見たファンはウンソンを追いかけ、「止まれ!それが何の関係がある?俺はお前を信じているのに…好きなのに…手に入れたいのに…」と言いながらキスをする。




■22話
ウンソンの「来ないで!」のひと言に、ファンは足を止めて涙を流す。ファンとウンソンは、説明会で地元の食材を使ったメニューを提案し、テスは社長が自分を通さずに書類を作成して現地へ届けさせた事実を遅れて知る。仕事を終えた3人はジュンセと洞窟へ行き、ウンソンを思いやるファンの態度にショックを受けたスンミは倒れてしまう。ファンはスンミを連れてソウルへ戻り、ウンソンと一緒に帰るジュンセは、スンミが嘘をつき通そうとするのは並大抵な心境ではないはずだ、それほどまでしてファンを引き止めたいのだろうと話す。そして、2号店を去る事に後ろめたさを感じるな、スンミは自分を犠牲にしているが君には辛い道を進んでほしくないと話す。イニョンの連絡先を教えてもらえないピョンジュンはソンヒに会い、イニョンに連絡を取ってウンソンの行方を聞いてほしいと頼む。ソンヒは、葬儀後から連絡はないと言われたと答え、自分たちの引越しを伝える。そこでピョンジュンは、もし携帯番号を変えて自分を避けたら俺は自首すると言うのだった。ソウルへ戻ったジュンセはファンを呼び出していきなり2発殴り、1発目は気持ちを隠すために俺を殴った分で、2発目はウンソンを諦めろと言ったのに聞かないからだ、お前は彼女を傷つけると言っただろうと言う。さらに、スンミとは何の関係もないと言うファンに、彼女がどんな気持ちでいると思うのか、彼女以外の人を好きになるなら彼女とキチンと終わらせてからにすべきだ、お前はあの2人の状況を理解しているのか、ウンソンがどんなふうにお前の家を追い出されたか忘れたのか、誤解だなんて安易な考えはやめろ、お前が考えている以上に酷い事になっているのだ、一方に近づくという事はもう一方を信じていない事になる、彼女を信じている以上お前はウンソンに近づくべきではないのだと言う。ネックレスを見たヘリからファンとの関係を疑われるウンソンはファンを好きだと認めるが、今は恋愛などしてる場合ではない、今回の入札がうまくいけば売上は達成できる、お祖母さんに釈明してからチンソンを去るつもりだと言う。一方、ソンヒは寝込むスンミに、お祖母さんが自分の話を信じたならウンソンをそばに置いておくはずはない、他に狙いがあったとしたらどうするつもりかと訊き、ファンを諦めるように言う。しかしスンミは、諦められないから自分はこんな風になった、私をこんなふうにしておいて…と涙を流す。そこでソンヒはテスに会い、ファンもウンソンが好きだと知らせ、万一ウンソンとファンが結婚したらチンソンを大企業するというあなたの夢は崩れ去る、私の望みは娘がファンを失わない事と、娘がファンと結婚した時に手に出来る経済力だ、チンソンが社長の手を離れればウンソンの価値は無くなり、原因がウンソンとなれば家族はウンソンを恨むはずだ、そうなればあなたは望んでいたチンソンを手に出来る、私たちの目指す道は同じだと言う。その頃、ソンヒの話に不審な点はなかったとの調査結果を知らされたスクチャは、前の夫について調べるようソンチョルに命じる。翌日、見つかったネックレスを手にしたウンソンは母親にもらった時の話をし、ファンは同じようなものをしているウヌを思い出して「あいつも自閉症だけど…」とつぶやく。ヨンジェという名で、友人のイトコという点以外はウヌとの共通点も多い事からウンソンは「ウヌみたい」とつぶやき、ファンは会ってみるかと誘う。その後、老夫婦の家へ配達に行くファンは、お金の大切さを理解し、過去の自分を振り返る。ウンソンからクルーズレストランとの契約が決まったと知らされたファンはウンソンを抱きしめて喜び、2人はお互いに慰労しあうが、一方で寂しい表情も見せる。同じくそのニュースを知らされたテスは、売上を達成した以上は遺言状を取り消すようスクチャに言う。しかしスクチャは即答はせず、テスは、反発する他の理事たちをこれ以上説得するのは無理だし自分も受け入れないと言ってスクチャを激怒させる。ソンヒは証券会社を訪れ、チンソンの株価を訊ねた後、「チンソンの社長が会って間もない子に経営権を譲ると聞いたのに株価は下がっていないようね」と話す。ファンは仕事の引き継ぎをするウンソンに、スンミと話し合って誤解を解くべきだ、言いたい事は遠慮せず言えと言うが、ウンソンは、スンミとは話はない、私がいくら違うと言ってもスンミとの歴史があるからあなたは私を信じられないはずだ、私は二度と彼女を信じる事は出来ないと話す。そして、お祖母さんの誤解を解くためにいつか戻って来るが、それまではもう来ないと言う。夜、スクチャは激しい頭痛に襲われ、自宅で倒れてしまう。同じ頃、ファンは祝杯をあげるために店長たちを連れてヨンスクのバーへ到着する。ファンは作曲に熱中するウヌに、自分の好きなスパイを連れてきた、お前に会わせるために連れて来たのだから一緒に行こう、ピアノを弾いたらチョコ牛乳を買いに行こうと説得するが、その時、スクチャが倒れたとの知らせが入る。




■23話
医師から手術の成功と同時にアルツハイマーの初期段階だと知らされた家族は動揺し、ファンはそれを黙っていたソンチョルを責める。ソンチョルは、家族は自分に関心を持っていないから黙っているよう社長に言われたと答え、第一そんな家族に誰が病気の話をする気になるのかと言い返す。そこへウンソンが現れ、ファンは、ケガをした時にCTを撮ったならお前は知っていたはずだとウンソンを責めるが、ウンソンは、医師からケガ以外の事は聞いていないと答える。そして、ファンから今回の出血は過去のケガが原因だと知らされ、スクチャと出会った時の事を初めてファンに話す。ソンチョルは、ケガをした場所こそスクチャの出発点であり、何かを決断すべき時はそこで初心に戻っていたと教える。何を決断するためにそこへ行ったのかを孫である自分になぜ黙っていたのかと言うファンだが、ソンチョルは、当時、社長が必要としていたのは信頼だったと言うのだった。目を覚ましたスクチャはファンに入札の成功を確かめ、ようやく物心が付いたようだと安心する。しかし翌朝、スクチャは合併症による肺炎を起こして意識を失い、その事はテスを通じてソンヒに知らされる。ソンヒは、認知症と診断された後に遺言状が作成されたなら会社運営の資格がないというこれ以上の証拠はないと話し、回復すればそれで追い詰めればいいし、もし亡くなっても遺言状の無効を訴えてウンソンを追い詰めればいいのだと言う。家に帰ったソンヒは、スクチャが昏睡状態になったとスンミに知らせ、このまま亡くなれば全てが解決する、社長さえ居なくなればウンソンとファンの縁は切れ、遺言状のためにウンソンは仇になるのだと話す。ジュンセと一緒にスクチャに面会しに行くウンソンだが、ヨンランから詰られ、追い返されてしまう。ウンソンは、こんな事になるなら全てスンミの嘘だと話しておくべきだったと言い、あんなに侮辱されてもなぜここに居るのかと言うジュンセに、私を侮辱しているのはあの二人ではなくスンミ親子だ、今は私に人生を譲ろうとしたお祖母さんのそばを離れるわけにはいかない、ごめんなさいと言ってその場に残る。翌日、ソンヒは記者に電話してスクチャの状況を伝え、ネットにはチンソンの危機を報じる記事であふれる。そこでテスは、社長が亡くなれば遺産はあの娘に渡ってしまうと家族に話し、そうなってからでは時間が掛かるし世間に知られたら会社のイメージが悪くなる、その前に遺言状の無効訴訟を起こすよう勧めるが、ファンは、お祖母さんが生きている間はそれは出来ないときっぱり断る。それを聞いていたウンソンは、遺産は受け取らないとお祖母さんと約束した、どうすれば信じてもらえるのかと言い、ファンはウンソンを連れ出して、今自分たちに出来る事は何もない、ただでさえつらいのに、自分が何もしてやれない事まで痛感させないでくれと言う。その夜、家族を家に帰らせたファンはウンソンを病室に招き入れる。ウンソンは、お祖母さんの顔は知らなかった、ファンの事も名前だけは聞いていたがそれ以外は知らなかった、私はお祖母さんに出会えて本当に嬉しかった、ずっと孤独だったが、お祖母さんに抱きしめられて寂しくなくなったし辛くもなくなったと言いながら涙を流す。ウンソンはファンに礼を伝え、あなたもお祖母さんに言うべき事があるはずだと促す。ファンはスクチャの手を握って父親の死の経緯を打ち明け、今まで言えなかった事を泣きながら謝る。その後ファンは、祖母が自分を通して父を見ているのが耐えられなくて悪態をつくしかなかったのだとウンソンに話し、ウンソンは、「馬鹿な人でも悪い人でもないと言ったでしょ。もっと早くお祖母さんに言えばよかったのに…なぜ苦しみの中で生きて来たの」と言いながらファンを抱きしめる。その様子を見てショックを受けたジュンセはヒョンジンを飲みに誘い、飲み会の席に顔を出す。ジュンセはピョンジュンに、好きな人に好きな相手がいる苦しい気持ちを打ち明け、ピョンジュンは、若い男は女のために生き、父になれば子供のために生きるのだと理解を示す。そして、本当は君に頼みがあったのだが…と言うのだった。ウンソンが無実を証明するためにジュンセと動いていると知らされたスンミは病院へ向かうが、「お祖母さんは誤解していない。お前を信じていた」とウンソンに話すファンをドアの外から見て、より大きなショックを受ける。翌朝、ファンとウンソンが目を覚ますと、スクチャはうなずきながら二人を見ていた。




■24話
スクチャの回復を家族は心から喜ぶ。ウンソンもスクチャの回復をヘリに報告するが、ジュンセにレストランの返事しなければならない事を思い出す。その頃、ピョンジュンはジュンセの家で目を覚まし、昨夜の頼み事はまた改めて連絡すると話す。一方、家に帰ったスンミは、スクチャの意識回復とウンソンが訴えるつもりでいる事を母に知らせるが、ソンヒは少しも動じない。その後、ファンはスンミに、自分は今まで誰かを好きになった事はないと切り出し、ウンソンが好きだと認める。そして、記憶をたどって確信したスンミの嘘(スンミが部屋にファンの写真を飾ったのは前の家に引越した時が初めてだと言った事、ウンソンがファンを知っていたならクラブで会った時にスンミの家にカバンを置いて来たと言ったはず、あの時はまだスクチャに出会う前だからウンソンはファンを知らないフリをする必要はなかった、携帯を変えて連絡を絶ったのはスンミが先だった事)を挙げ、自分自身で収拾をつけるように言い、スンミの気持ちは受け入れられないとキッパリ言う。一方、ウンソンはジュンセにクルーズレストランの仕事は出来ないと返事し、ウヌが見つかるまで待ってほしいと言った約束も守る自信がないと言う。ジュンセは、ファンのために自分の気持ちが負担なのか、ファンの片想いであるよう願っていた、なぜよりによってファンなのか、なぜ自分より優しく幸せに出来るわけでも思い切り愛せる相手でもないファンなのかと言うが、ウンソンは、彼と付き合うなど考えていない、ただあなたに対して申し訳なく感じるようになってしまったのだと言う。さらにジュンセは、状況が落ち着くまで自分に出来る限りの事をしながら見守るのが君のためだと思ったし自分の事で負担を掛けるのはやめようと思った、ファンに心を動かすと分かっていたらただ待つ事はしなかった、怒る資格がないのに怒ったり抱きしめる資格がないのに抱きしめたいと思う事や離れていく人をただ見ているしかない者の気持ちは君には分からない、でも君の事は今でも心配だと話す。ウンソンの帰りを待っていたスンミは、良心を捨てた私は彼なしでは生きていけない、あなたさえ居なければ彼は私から離れない、もし彼があなたを選んだら私はあなたの前で死ぬ、どうか助けてと涙で訴える。工場長から食材の質が落ちたと知らされたスクチャはテスを呼び出して事情を訊くが、テスは、遺言状の事が世間に流れた事を明かし、資金面でキツイため、会社の状況が安定するまで食材の質を落とす事を了承してほしいと言う。しかしスクチャは、客を騙すわけにはいかない、すぐに最上級の物に戻すよう命じる。テスはスクチャを解任させるための臨時株主総会の準備を着々と進める中、スクチャは退院する。ヘリの事でソンヒに連絡を取るピョンジュンだが、両親と海外へ移住したらしいと言うソンヒの言葉に、ようやくソンヒに対して疑問を持ち始める。翌朝、スクチャの家を訪ねるテスは、代表理事解任案を採決するために臨時株主総会が開催される事を知らせ、他の理事や自分も賛成したと言う。驚いたファンは、あまりにも急な資金難を疑問に感じ、スンミに財務帳簿が見たいと話す一方で株主たちに会いに行くが、誰にも相手にされない。店長たちは社員の給料削減を提案し、社員の持ち株を集めようと決めてファンに話す。その頃、ソンヒはスンミに、スクチャから経営権を奪えば遺言状は取り消される、ウンソンのせいで会社を奪われたとなればファンはまた留学に行くはずだと言って、スンミについて行くように言う。ファンは工場に従業員を集めてもらい、スクチャの会社に対する思いを誠実に話し、株主を説得するために協力してほしいと深々と頭を下げる。店長は「彼にお金を投げつけられたのは僕です。しかし今は彼を信じています」と言って2号店の全員の同意書をファンに手渡し、従業員たちは次々に同意書と持っている株を提供すると手を挙げるのだった。その後、動画を見た他の従業員たちからも続々と同意書が届く。スンミはファンに言われたとおり会計帳簿をコピーするが、同時に隠し帳簿と工場地の売買契約書を発見する。その頃ジュンセは、父から買い足した自分名義の株の持ち分を知らされ、総会で代表理事解任に賛成しろと命じられていた。テスはどうやってお金を工面したのかと訊くジュンセに、お前が味方についてくれないと自分は終わる、自分が会社を任されたらすぐに会社に金を返す、社長のやり方は時代錯誤だし会社は慈善ではやっていけない、何より認知症では会社の運営資格はないのだと言う。そして、出来ないと断るジュンセに、社長の解任に賛成しない場合、お前は自らの手で父の命を終わらせるのだと言うのだった。一方、ファンは6割の社員が給料削減に同意したとスクチャに報告し、もし解任になったとしても負けないでと元気づける。ファンに帳簿は見つからなかったと話したスンミだが、ジュンセを呼び出して帳簿のコピーを見せ、これにテスが関与していると知らせた上で、もしスクチャが代表理事を解任されなければ、この2重帳簿を明日ネットで公開すると脅す。翌日、スクチャは工場長と一緒に会場入りし、遅れてジュンセが姿を現す。




■25 話
賛成に○をしたジュンセだが、そこへ、従業員の代表としてファンとウンソンが駆け込んで来る。発言を許されたファンは、従業員の8割が半年間の給与削減を承知した同意書と、株を持つ従業員が書いた社長解任に反対する委任状を手にして、従業員が望み愛する社長の解任を考えなおしてほしいと言って株主たちに頭を下げる。社長解任案は否決され、テスは投票用紙を握りつぶしたジュンセを裏切り者と罵るが、ジュンセは、ファンとウンソンを見た瞬間とても恥ずかしかった、一生自分自信を恥じながら生きるわけにはいかない、これで父さんを救ったと思っている、どうしようもなかったのだと話す。ウンソンから事情を知らされたヘリは、つらい時にひとりでいるであろうジュンセを不憫に思って、遠ざけたウンソンを軽く責め、ウンソンの部屋を借りるお金はジュンセが出したのだと口を滑らせる。スンミから連絡を受けたソンヒはテスに会い、息子を説得しきれなかった事を責めるが、テスは、自分は息子に負けたのではなく社長に負けたのだと言い、罰は自分ひとりで受けるから心配しないように言う。スンミはジュンセに会いに行くが、ジュンセは、二重帳簿の事で脅された事は口外しないと言い、酒をあおるスンミに、きちんと呼吸が出来ているか、息が詰まって死んでしまう前に気持ちをぶちまけてはどうか、これ以上我慢するのは愚かであり後悔すると言う。スンミは、あなたが私を愚かだと思っている事もウンソンが私を恥知らずだと思っている事も分かっている、彼がどんなに私に失望し愛想を尽かすかと思うと怖いがどうしようもない、ぶちまけて済む問題ではないから自分はこうしているしかない、もう彼に会いたくても会いに行けないし、目が覚めなきゃいいと思いながらも目覚めたら彼の事を一番に考えそうだと涙で語り、家に帰って、どこまで真実を話すべきかと母に言いながら眠りにつく。翌朝、ジュンセはスクチャに頭を下げて詫び、心情を察して礼を言うスクチャに、愚かな事をしてしまった父が自ら会社を去れるよう手助けをしてほしいと頼む。テスは出社したスクチャに辞表を出して自首すると伝えるが、スクチャは、お前が受けるべき罰はジュンセが受けた、ジュンセに免じて見逃すから会社のお金を返すようにと言い、今までの功績を労って送り出す。出社したファンは、ジュンセを心配するウンソンに家で会ったと教え、ジュンセの辛さを思って泣くウンソンに、「俺の前でヒョンのために泣くな!」と言う。しかし、ウンソンは今までジュンセにしてもらった数々の出来事を話し、その人がつらい思いをしているのに平気でいられるわけがないと言い、ファンは、仕事終わりにスクチャが呼んでいた事を伝えて去って行く。夕方、スクチャは家族の前でウンソンに、来週から本社に出て仕事を覚えるよう命じ、またここで暮らすように言う。しかしウンソンは、遺産は貰わない、会社経営はお金ではなく犠牲と責任だと悟った、自分にはそんな能力もないし怖い、自分はお祖母さんのようには生きられない、一日も早く遺言状を取り消してほしいと言う。そして、孫もいるし従業員の中にもお祖母さんと同じ考えを持つ人がいるかもしれない、自分はお祖母さんのように従業員を愛して生きる自信がない、自分はやりたいメニュー開発の仕事をして平凡に気楽に生きていきたいのだと言ってスクチャを納得させる。ファンの家を出たウンソンは、スンミに気付かないフリをしたままジュンセの元へ急ぎ、自分にしてもらったのと同じように自分も力になりたいとジュンセに言うが、ジュンセは、自分にもプライドがある、同情は断る、自分がした事は好きでやった事でお返ししてもらおうとしたのではないと話すのだった。翌日、ウンソンは店長に辞める事を伝え、ファンには今月で辞めるから残りのお金を返してほしいと言い、ファンは、「俺たちはどうなるんだ?待っていろ、俺のそばにいろと言っただろ?逃げるのか?ヒョンのためだと言うなら俺がヒョンに返してやる。お前にした以上の事をすればいいんだろ?スンミには俺の気持ちと俺が知る限りの真実を話した。スンミには借りがあるから彼女には気持ちの整理がつく時間がいる。だから信じて待ってくれ」と言う。一方、連絡先が切り取られたウヌの捜索ビラを発見したピョンジュンはソンヒを呼び出し、自首をしてウヌとウンソンを捜すと言い、必死にそれを止めるソンヒに、ヘリは孤児だと知らせてソンヒの嘘を暴き、なぜウンソンと連絡しようとするのを阻むのかと言う。しかしソンヒは、全てはあなたが始めた事ではないかと強気で言うのだった。夕方、スンミはファンに電話して今日が自分の誕生日だと知らせ、話があると言ってヨンソクの店に向かうが、その時、ウヌの姿を見かける。





つづく


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