相関図(フジテレビ サイトより)


ゴシップROCK★吉原ニューハッスル


ゴシップROCK★吉原ニューハッスル



キャスト :役名(芸名)



コ・ウンソン(ハン・ヒョジュ)
ソヌ・ファン(イ・スンギ)
ユ・スンミ(ムン・チェウォン)
パク・ジュンセ(ペ・スビン)
ウンソンの元彼イ・ヒョンジン(キム・ジェスン)
ウンソンの父コ・ピョンジュン(チョン・インテク)
ウンソンの継母/スンミの母ペク・ソンヒ(キム・ミスク)
ウンソンの弟コ・ウヌ(ヨン・ジュンソク)
ファンの祖母/チンソン食品代表チャン・スクチャ(パン・ヒョジョン)
ファンの母オ・ヨンラン(ユ・ジイン)
ファンの妹ソヌ・ジョン(ハン・イェウォン)
ジュンセの父/チンソン食品理事兼顧問弁護士パク・テス(チェ・ジョンウ)
執事兼料理人ピョ・ソンチョル(イ・スンヒョン)
ウンソンの友人チョン・イニョン(ソン・ヨウン)
ウンソンの友人イ・ヘリ(ミン・ヨンウォン)
ファンの友人チン・ヨンソク(チョン・ソクウォン)
店長(ペク・スンヒョン)
スジェ(パク・サンヒョン)







2009SBS演技大賞・功労賞(パン・ヒョジョン)
10大スター賞(イ・スンギ、ハン・ヒョジュ、ペ・スビン)
最優秀演技賞(キム・ミスク)
特別企画部門 演技賞(イ・スンギ、ハン・ヒョジュ)
ベストカップル賞(イ・スンギ&ハン・ヒョジュ)




更に詳しいあらすじ(ストーリー内容)



■8話
ファンは、遺産を貰おうなんて本気で思うな、俺は黙っていないとウンソンに警告して店に入る。店長は毎日遅刻するファンの事を「いつ辞めるか分からないが今日から一緒に働くパート職員」と紹介し、次々仕事を指示する。その頃、ジュンセは工事現場で働けるようヒョンジュンにピョンジュンを紹介していた。ジョンは自分たちの持っているブランドバッグを売ってタクシー代にしようと母に提案し、ヨンナンは帰宅したファンに、ひと月も働けばお祖母さんの怒りもおさまるだろう、私たちのためにも我慢して働くようにと言う。その夜、ウンソンはスクチャに、家族がいるのになぜ自分に遺産を譲るなんて言ったのかと訊き、スクチャは、あなたは信頼できる人であり私に必要な人だからだと答える。ウンソンは孫たちを改心させるためにスクチャがそう言ったのだと理解し、スクチャもそうだと答えるが、家族の前では本当に遺産を譲り受けるつもりでいるように頼む。その後、ウンソンについて尋ねるソンチョルにスクチャは、子供たちには希望がないし私には時間がないのだと答え、ウヌ捜しに今の倍の人数をかけるよう指示する。その頃、テスに紹介された会社に入ると決めたソンヒは、その会社の社長やテスと食事する。翌朝、ジュンセはウンソンを待ちうけ、こんなふうに君が俺に失望して背を向けてしまうのが怖かったから、嘘をつくのは嫌だったけど嘘をつき続けるしかなかった、自分自身に腹を立てていると正直な気持ちを話す。その頃、スンミはファンのために弁当を作るが、ソンヒはあまり尽くしすぎるのは厳禁だと教える。目を覚ましたファンはスクチャに本社で働くと言うが、スクチャは本社に空きはない、本店の仕事が嫌なら自分で仕事を探せと言って、1万ウォンを手渡す。ウンソンはファンに、今までの貸しが77万5900ウォンになる、とりあえず5900 ウォン返してくれと言い、お釣りを渡しながら、残りは給料から払ってもらうと言って自転車で走り去る。昼休み、ウンソンは店に来たヘリとイニョンに、自分がスクチャに一緒に住むように言われたのは孫を改心させるためだったと話す。夕方、ウンソンはジュンセのレストランの庭に父のために持ち帰ったルッコラ (?)を植え、「前に"兄が出来たと思え"と言ったでしょ?お父さんが天国からあなたを送ってくれたんだと思うことにする」と話して仲直りする。ひそかにバッグを売ってお金に換えたつもりのヨンナンとジョンだが、二人の行動はスクチャには筒抜けで、帰宅した二人はさっそく財布を取り上げられる。その頃、ピョンジュンはウンソンの留学先へ電話するが、2年前に辞めていると知らされて驚く。ソンチョルからウヌの別の写真をもう一枚用意するよう言われたウンソンは、翌日ソンミに電話してアルバムを持ってきてもらうよう頼む。そして、サボって寝ているファンとまた言い合いになる。ファンは、ウンソンと関わった事で面倒な事になった、なぜ人の人生に踏み込んで疲れさせるのだと文句を言うが、ウンソンは、あなたは私の人生に何をしたか分かっているのか、あなたは父への最後の挨拶をさせなくしたのだ、カバンを返すと言いながら現れなかったあの日に父は亡くなった、あなたはある日突然父親が目の前から消えてしまう事がどんなものか分かるか、最期の顔を見れていたら、もう会えない事も、もう笑ってくれない事も理解できた、笑いながら手を振ったお父さんがそのまま居なくなってしまう気持ちが分かるか、みんなあんたのせいだと言って泣きながら去って行く。その直後、ソンヒから会いたいと電話で言われるウンソンだが、ファンは、ウンソンの口からスンミの名前が出るのを耳にする。ウヌの写真を探すスンミは、母の荷物の中から自分名義の登記権利証を見つけて驚く。その頃、ソンヒはウンソンに家を出るように言っていた。しかしウンソンは、ウヌを捜してくれる代わりにあの家で暮らすとお祖母さんと約束した、ウヌがソウルに居ないのは不安だが、お祖母さんから必ず見つけ出すから信じるよう言われた、今プロの人たちが地方を捜してくれている、人数も増やしたみたいだと話し、ソンヒは顔を強張らせる。




■9話
ソンヒはウンソンにあの家から出るように勧めるが、ウンソンは、自分たちが捜すよりお祖母さんに任せる方が絶対に早く見つけれる、ウヌを捜してもらえたら一生お祖母さんに恩返しするつもりだ、ウヌを捜し出せるようにお父さんがお祖母さんと出会わせてくれた気がすると話す。スンミは自分のためにヘソクリを貯めて家を買ったと話す母に、何でも私のためだと言うのはうんざりだ、お金があったなら、なぜウンソンにもっと渡してあげなかったのか、せめて部屋だけでも準備してあげていたらウヌが行方不明になる事はなかったはずだと言い、母の本音を知って泣きながらファンに電話をする。電話のスンミの声を心配したファンはバスでスンミに会いに行き、親を恨んだ事があるかと訊くスンミに、自分にはそんな資格がないと答える。翌朝、ヨンランはスクチャに、安心のために多めにお金を持っておきたいと頼むが、ヨンランは給料をもらったら自分のお金でそうしろと断る。そこでヨンランは亡くなった主人に言いつけると言うが、スクチャは、ミンソクには自分が会って説明する、人は生まれた瞬間から死に向かって一歩一歩進んでいるのだと話す。ファンは相変わらず接客態度を改めようとせず、ウンソンは、お祖母さんが数十年間頭を下げ続けて来てくれているお客様を馬鹿にするな、お祖母さんはソルロンタンを売ってあなたを育てたのだと教える。ファンの接客態度に怒った店長は、ウンソンに、ファンに皿洗いをさせて厨房の仕事を教えるよう命じるが、ファンは不注意から火傷してしまい、ウンソンは歯磨き粉で応急手当をする。ウヌが見つかってしまう前に自分がウヌを連れ帰る方がよいと考えたソンヒは、ウヌの写真を見つけ出せないままウヌを置き去りにした場所へ向かう。その頃、スンミは不動産屋に電話をしてマンションを売りたいと話す。夕方、ウンソンは借金ができたヘリに会いに行き、部屋を借りる時に貸してくれたお金を部屋を解約してでも返すと話し、ヘリは急いでジュンセに伝える。ウヌを捜し出した後、ウンソンは地方へ引越すつもりらしいと聞かされたジュンセは、とりあえずヘリに自分の店で働くように言う。ソンヒはウヌを置き去りにした施設に人を使って様子を見に行かせるが、そこでピアノを弾く者は院長夫婦の息子しかいないと言われる。ウンソンが足を挫いたと知らされたジュンセはウンソンを迎えに行き、翌日の父との約束を変更させてでも母親の祭祀のためにお墓へ行くウンソンに付き添おうとするが、ウンソンからひとりで行きたいと言われる。そこでジュンセはウンソンをカートに乗せて買いものに付き合う。その夜、スクチャはスンチョルに見合いを命じ、帰ってきたウンソンの怪我に驚く。翌朝、スクチャはファンに店を休む事を許可する代わりに、行き先を教えずにガソリン代と食事代を渡してウンソンの運転手をするように命じる。その頃、ジュンセは父からジョンを結婚相手として考え、そばにいれば情も芽生えるはずだからレストランで働かせるよう言われる。しかしジュンセは、自分は母に寂しい思いをさせた父さんのような結婚はしたくない、自分自身が大切にしたいと思える人と結婚したいと答える。ファンは重そうなウンソンの荷物をお墓まで運び、本当にウンソンに母がいない事を知る。そして、足を引きずりながら山を降りるウンソンに手を貸すのだった。一方、一旦工事現場での仕事を終えたピョンジュンは、先妻の好物を持ってお墓に向かうが、すれ違うウンソンに気付かない。しかし、お墓に供えられた花を見て、ウンソンが来たと感じる。




■10話
ピョンジュンは先妻が好きだった花とシャンパンを見てウンソンが来た事を確信し、声を掛けながら追いかけるが、ファンはそのまま車を走らせてしまう。ウンソンは別々に食事しようとするが、ファンは2人分からしか頼めない鍋を食べたがり、アレルギーのあるウンソンはご飯しか食べられず、そこでまた二人は言い合いとなり、ファンは黙ったまま先に家へ荷物を運び込む。夜、ファンは母と妹に、ウンソンの両親が亡くなっていたのは事実で、複雑な事情があるようだが詐欺師ではないと話すが、ふたりはウンソンの事に詳しいファンを訝しげに見るのだった。ピョンジュンは再びメールをチェックするが、やはりソンヒからのメールは無く、ウンソンは帰国してすぐお墓を参ったのだろうかと考える。一方、スンミから、家を売ったお金をウンソンに渡して謝るつもりだと聞かされたソンヒは、実の父が残してくれたものだと自分の口で言った事を忘れたのかとスンミを責める。しかしスンミは、ウンソンは優しいから許してくれる、たとえ許してくれなくてもお祖母さんに告げ口はしないはずだ、私は良い人としてファンさんのそばにいたい、ずっと温かく見守ってくれる彼に罪悪感を抱きながら、不安な気持ちで生きたくはない、ウンソンが彼の家に住んで以来不安でたまらないのだと話し、母の言葉を一切受け入れない。翌日になってもソンヒからのメールは届かず、ピョンジュンは記憶に残っていたソンヒの住むマンションの名前から住所を調べる事にする。翌日、ジュンセからレストランで働くように言われたジョンはスクチャに許しをもらい、スクチャは、ジュンセの気持ちをつかみたければジュンセのような人になるようにとアドバイスする。相変わらず笑顔で接客が出来ないファンだが、ウンソンはファンから毎日5千ウォンずつ返してもらう事に決め、お金のないファンは断り切れずに同僚たちと一緒に食事する。夜、ウンソンに買ってもらった服を取りだしてみるスクチャはウンソンに、翌日一緒に晩ごはんを食べようと誘うが、ウンソンは直前にヘリの就職祝いをすると決めていたためにスクチャは遠慮する。翌日、ソンヒから店のオープン式典に招待されたファンはスンミと共に出かける。同じ頃、スクチャはウンソンに服を買い与え、美容院に連れて行ってウンソンをキレイに変身させていた。レストランに着いたウンソンを見たヘリとジュンセはいつもとは違うウンソンに驚く。スクチャはウンソンが試着した服を全て買って帰り、それを知ったヨンランは不満をもらす。そこでスクチャは、工場で働くか家事一切を引き受けるかどちらかを選ぶように言い、ヨンランは迷わず家事を選ぶ。見合いから戻ったソンチョルはスクチャに捜索の進み具合を報告するが、あまり進展がみられない事にスクチャは焦りをみせる。ウンソンはジュンセに家まで送ってもらうが、ウンソンを妹と勘違いしたファンはいつもと違うウンソンに驚いて一瞬見とれてしまう。その頃、スンミは帰宅したソンヒに家の売り手が見つかった事を知らせ、翌日会社で保証金として払うお金を借りる手続きをすると言ってソンヒを怒らせる。ソンヒは、後悔しないように翌朝までによく考えろとスンミに言って部屋に入るが、そこへピョンジュンが現れる。




■11話
ピョンジュンが生きていた事に驚くスンミは、葬儀のあと保険金を持ってアメリカに行ったウンソンからは連絡はない、私たちと縁を切りたかったのだろうと話す母を見てさらに衝撃を受ける。そのまま家を出たスンミはヨンソクの店で酒を飲むが、ファンに連絡されたと知って会社のデスクで夜を明かす。キムチを切るよう命じられたファンは客のワイシャツを汚し、謝るより先に「クリーニング代払います」と言って客を怒らせ、ウンソンはファンに代わってシミを取りながら何度も客に頭を下げる。ウンソンは、あれが自分なりの謝罪であり、自分は今まで謝った事がないから出来ないと開き直るファンに驚きながらも、客の立場になって考えるように教育しようとする。しかしファンは、俺は自分を変えるつもりはないし、これからも頭を下げる事はないと言い、呆れたウンソンは、だからお祖母さんが私に遺産をくれると言ったのだ、私がお祖母さんの立場でもあなたみたいな孫に絶対財産は譲らない、一生頭を下げるつもりはないなんて何様のつもりだと言い、腹を立てて手を振り上げるファンに更に畳みかけて言う。店に戻ったウンソンは、本店の指示で工場勤務を命じられ、突然の発令を残念に思う同僚はお茶を飲みながら別れを惜しむ。その時、ウンソンの携帯にスンミから会えなくなったとメールが入る。同じ頃、テスはスクチャに二号店の売却を持ちかけ、それがダメなら店を壊して貸しビルを建てるのはどうかと話し、スクチャを怒らせていた。夕方、給料をもらったウンソンは感謝の気持ちを込めてファンの家族にステーキ野菜ピビンパを作ってごちそうし、ひと月間世話になったお礼を言う。ジョンはウンソンが出て行くのかと思って喜ぶが、ファンは一瞬複雑そうな表情を見せるのだった。その後、スクチャはひと月本店で働いた感想を求め、ウンソンは、ひとりの人の力がたくさんの人を幸せにする事を知り、人の思いというのはすごいと感じた、今まで自分の思うまま生きればそれでいいと思っていたが、お祖母さんは人の人生の手助けをしているから、と話す。夜、帰宅したスンミは、ウンソンの名前でメールアドレスを取得し、ピョンジュンにNYから送ったように見せかけてメールを送る。メールには、急用で韓国へ戻っていたが継母から父の生存を知らされた、驚いたと同時に恨めしく思った、どうしてそんな事をしたのかすごく怖い思いだ、今は混乱しているから時間がほしいと書かれていて、ピョンジュンは胸を痛める。翌日、ファンは客の靴を手を使わずに整理して店長を怒らせる。クビか工場行きか自ら選べと言われたファンは迷わず工場行きを選び、突然工場に現れたファンにウンソンは驚く。一方、ソンヒはスクチャにベッドを贈ろうとするが、スクチャは、まだファンとスンミの結婚が決まったわけでもないのに贈り物をもらう理由がない、高価すぎる贈り物はプレゼントではなく賄賂になると言って良い反応をしない。そして、ソンヒの夫の勤め先や、死別した夫の死亡原因や時期、再婚まで何をしていたのかなどヨンナンを質問攻めにし、友人と言いながらまともに答えられないヨンナンに呆れながら、ベッドは遠慮するように言う。夕方、ウンソンはジュンセに初給料でハンカチを買ってプレゼントする。そして、野菜嫌いのウヌのためにあれこれ工夫するうちに料理が趣味になった、ウヌが進むべき道を見つけてくれたのだと話し、自閉症の子は天から地上に落ちてきた天使だと思う、だから私たちと言葉や考え方が違うのではないか、ウヌはピアノで話をする、ウヌが見つかったらウヌのキレイな目を見てほしいと話す。その時、ウヌがテグにいるとの知らせが入り、ウンソンはジュンセと施設に向かうが、ウヌはピアノ教室の売られたピアノを追いかけて再び行方不明になっていた。院長夫婦からウヌを発見した当時の話を聞くウンソンは、ウヌが母親に買ってもらったチョコ牛乳を持っていたと知らされ愕然とし、ソウルへ戻って、ウヌが来ていた服を抱いたままソンヒの住む部屋のインターホンを押す。




■12話
ウンソンはソンヒに、あなたがウヌを捨てたのは分かっている、ウヌがお母さんと呼ぶ人は世の中にひとりしかいない、ウヌをどこへやったのだと言うが、ソンヒは、私がウヌを捨てたのを見たのかと強気で答える。ウンソンの弟が自閉症で、再び行方不明になったと知ったファンは、肩を落として帰ってきたウンソンを心配するが声は掛けられない。そんな中、ソンヒはヨンランに電話して何気なく様子を伺い、家事の大変さを愚痴るヨンランの話ぶりから、まだウンソンが暴露していないと知って安心する。その頃、ウヌは追ってきたピアノを弾くために販売店へ入り込んでピアノを弾こうとして何度も店主に追い出されていた。ちょうどそこへ、元々店に置いてあったピアノを買ってもらうためににヨンソクが来店する。ウンソンは最初にウヌを失くした時よりつらいと言って寝込んでしまうが、食事もしないウンソンを見たスクチャは、こんなふうに寝ていると弟捜しを諦めたように見えると話してウンソンをわざと怒らせ、一生会えなくても何処かで生きていると分かっただけでも羨ましいと思う人が世の中にはいる、子供に先立たれた者の気持ちは子供を産んでいない人には分からない、私は19歳で産んだファンの父を51歳の時に亡くしたのに、こうして元気に生きているではないか…と話す。ヨンソクはピアノを弾きたそうにしているウヌを店に連れて行くが、ウヌはまだソンヒの言いつけを守って住所を明かさないでいた。翌朝、ウンソンは、胸に抱えている秘密について訊くジュンセに何も言えず、ただ涙を流す。そして、家へ帰って、ウヌが行方不明になる原因を作ったファンにより一層腹立たしさを感じる。昼休み、ウンソンを呼び出したソンヒは、私を恨むのは自由だが、私がウヌを捨てたという何の証拠もない話をお祖母さんにするな、その誤解がスンミの人生を壊してしまうかも知れないのだ、ファンしかいないスンミがあなたのせいで結婚出来ないような事になったらどうする気かと言い、改めて自分はウヌを捨てていないと言いきる。イニョンを食事に誘うスンミは、自分がウンソンを捜していた事をウンソン本人に話してくれたお陰で誤解されずに済んだ事の礼を伝え、ウンソンは自分との関係をファンの家族に言いつけたりしないと話すが、ウンソンがジュンセと付き合っていると知らされて驚く。ウンソンはソンヒに言われた事をヘリに話し、ウヌが居なくなった時に泣いて心配してくれたスンミは何も知らないはずだ、継母は娘も騙す怖い人だと言う。家に帰ったウンソンは、自分が腹を立てている理由を理解できずにカバンの話を持ち出すファンに、あなたが私にしたのはカバンだけじゃない、あなたが携帯を壊さなければ弟が居なくなる事はなかったと話す。自分がした事でウンソンをひどく傷つけていたと知ったファンはショックを受け、翌朝、ウンソンに対して生まれて初めて謝罪の言葉を口にする。その頃、スクチャはテスに、ウンソンに財産を譲るために必要な書類を調べるように言い、その事を知らされたヨンナンはソンヒに事情を話してお金を借り、ウンソンにお金を渡してすぐに家から出て行くように言う。ウンソンはスクチャに家から出て行かせてほしいと言うが、スクチャは、全財産を譲ると言ったのは本心だ、あなたなら会社を任せられると思った、その条件として家族や理事に実力を見せつけほしいと話し、ウヌと行った高台の塀の上に座って条件をのむ決意をしたウンソンは、2号店を救うとスクチャに約束する。スクチャはテスと家族を家に集め、テスに持ってこさせた7年前に作成した"家族に財産を譲る"と書かれた遺言状を破り、"ウンソンに全財産を譲る"と書かれた遺言状を示してキム弁護士をみんなの前に呼ぶ。




■13話
ウンソンが2か月で2号店の売上を20%アップさせる事を条件に、社長が亡くなったあと全財産をウンソンに譲るとの遺言状の内容に、家族やテスは大反対する。スクチャは、過去に世話になったクッパ屋のおばさんの助けがあったからこそ今の自分があるのだと改めて家族に話し、その時、誰かの助けによって人の人生を変える事が出来るのだと悟った、愛する家族がいるのにこの決断を下すのは容易ではなかった、私はウンソンにお金を譲るのではなく志を譲るのだと言う。ウンソンは、自分のせいで弟を行方不明にしたから俺から財産を奪うのかと言うファンに、お金をもらえるのを嫌がる人がいるのか、与えられたチャンスをものにしたいと思っただけだ、このチャンスを作ってくれたのはあなただし、お祖母さんが実の孫を諦めて私に会社を任せると言ったのもあなた自身のせいなのだから申し訳ないとは言わないと答える。翌日、ウンソンはヘリとジュンセに財産の事を話し、ヘリは手放しで喜ぶがジュンセは複雑そうな顔をする。それが昔からファン兄妹をよく知るせいだと思うウンソンは、決意をした理由を聞くジュンセに、私が受け取らなくてもお祖母さんは家族に譲るつもりがなかった、私を信じてくれるお祖母さんの志のまま店を運営してみたくなった、それにある人の欲を手に入れたくなったからだと答える。その後、ジュンセは父に呼び出され、社長に裏切られた、ファンたちに財産を譲るのは認めるが会社は別だ、お前が会社に入っていたらあんな娘に奪われる事はなかった、すぐに会社へ入ってくれ、お前なら社長の気持ちを変えられると言われる。ファンは勝手にキーを持ち出して事故を起こすが、修理代も払えないのを見た呼び込みの男から"運転手"と言われてしまう。その頃、スンミは母から、お祖母さんがウンソンに全財産を譲ると遺言状を書きかえたと知らされて驚き、昼にウンソンの様子がおかしかった事を母に知らせる。ヨンソクの店を訪れるファンはピアノを弾くウヌに目を止め、ヨンソクはウヌを甥っ子だと話すが、この時間に未成年者にピアノを弾かせるのは問題だと言われたヨンソクはウヌを奥へ連れて行く。その時、店に現れたスンミは一瞬ウヌの後ろ姿に目をやるが気付かない。ファンはスンミに運転を頼み、介抱してくれるスンミに、「お前がいてくれてよかった。あいつに"お祖母さんが居ないとあなたは何でもない人間だ"と言われた…その通りだと思う」と話すが、スンミは、そんな事はないと言ってファンを抱きしめる。家に帰ったファンは、この家に初めて足を踏み入れた日を振り返り、将来ファンの子供たちがこの広い庭を走り回ればいい、父親のように息子と娘を作って幸せに暮らせと言ったスクチャの言葉を思い出す。そして、なぜウンソンに会社を任せると言ったのかも分からないとは情けない、父親のようにいつかは気づいてくれると信じていたが店長にお金を投げつけたと知った瞬間ファンを諦めた、ウンソンのような孫だったらどんなによかったか…と話すスクチャの言葉を聞きながら涙を流す。翌日、ファンは会社を訪ね、今度こそ本気で会社の事を学ぶから自分も2号店に行かせてほしいと頼む。そして、気持ちは変わらないと言うスクチャに、「それでもいい。コ・ウンソンにやればいい。でも2号店にだけは行かせてほしい」と言う。スクチャから2号店の店長を任されるウンソンだが、信頼できる店長の元で学びたいというウンソンの願いを聞き入れたスクチャは、本店から店長と社員を2号店に呼び寄せる。ヨンランは「遺言状を取り消さない限り私たち3人は生涯お義母さんに会わない」と言い残して娘と共に家を出るが、ホテルの前で躊躇し、ソンヒに助けを求める。その頃、ファンは2号店へ行き、ウンソンに、「今まで特別にしたい事も手に入れたい物もなかったが、したい事が見つかった。お祖母さんの会社をお前に奪わせない」と宣言する。




■14話
絶対にお祖母さんの気持ちを変えてみせると通告するファンに、ウンソンは、お祖母さんが気持ちを変えたなら私にはどうする事も出来ない、好きなようにすればいい、ただし前にも言った通り私にもお祖母さんの遺産を受け取りたいと思う理由が出来た、だから真剣にやると言う。翌朝、ファンはひそかに接客の練習をして家を出る。ウンソンはファンの服装や素直な態度、今までとは全く違う接客に驚かされる。その頃、ジュンセはヘリにウンソンと継母の間に何かあったのかと尋ねるが、ヘリは自分を信じて話してくれた内容は誰にも言えないと答える。ソンヒの留守中に部屋のあちこちを見るヨンランは、家に主人の物が何一つ無い事を不思議に思い、離婚したのではないかと疑う。ヘリはレストランに姿を見せたヒョンジンがジュンセの同居人と知り、「あんたがウンソンにお金がなくなったと知った途端連絡しなくなった男?私はチンソン食品を相続するウンソンの友人よ」と言って、ヒョンジンやジョンを驚かせる。夕方、ファンは母と妹を迎えにスンミの家に行くが、ジョンは、前日ソンヒがウヌの写真を隠したバックをスンミにねだって持ち帰ってしまう。ソンヒに送られて家に戻るヨンランとジョンにスクチャは、どんな気持ちで決断をしたかを話し、結局お金の事しか考えていなかった二人を追い出そうとするが、ファンとソンチョルの説得によって許しをもらう。一方、ウンソンと顔を合わせたソンヒは、ヨンランたちにとっては青天の霹靂にちがいないと話すが、ウンソンは、それはお母さんの方ではないのか、婿がチンソンの社長でなくなったのだからと言う。そして、なぜウヌを遠いテグまで連れて行ったのか考えた、何でも覚えるウヌから新しい家や車の事などが私に伝わるのが嫌だったのだろう、本当にお金がなくて私たちをあんなふうに追い出したわけではないし、スンミをお祖母さんの孫と結婚させたかったのもウヌを捨てたのも全てお金のためだったのだ、あなたが3年前にスンミの名前でマンションを買っていた事や私たちを追い出した事やウヌを捨てた事はお祖母さんには言わないからスンミをソヌ・ファンと結婚させればいい、その代わり、お祖母さんの財産は絶対にソヌ・ファンの手に渡らないようにする、私がもらってお祖母さんの意思どおり会社を運営し、ウヌを見つけ出してピアノの勉強をさせてみせると話す。その頃、ファンは母と妹に、会社を運営する能力がある事を見せつけてお祖母さんの気持ちを変えてみせると言ってふたりを安心させ、ジョンがスンミの家から持ち帰った(自分が就職祝いにプレゼントした)バッグを取り返す。翌朝、ジュンセは父に、今のまま生きたい、チンソンへは行くつもりはない、お祖母さんの財産なのだからお祖母さんの意思どおりにすべきだと話す。ファンは店長からウンソンを主任と呼ぶよう言われるが、ウンソンはファンの"主任"が"主人"と聞こえる発音に大笑いし、ファンはそんなウンソンに目を奪われる。一方、ウンソンは、財産のためにファンが素っ気ない態度をとっているのだと思い、顔を見たくない気持ちはわかるが仕事に私情を持ち込むのは止めようと話す。しかしファンが、以前自分が言った「ウヌを思い出すから顔も見たくないし話もしたくない」という言葉を気にしてそんな態度をとっていたと知って意外に思う。夜、ひとりになったファンは昼間のウンソンの笑顔を思い出すが、余分なお金を返しに来たウンソンに、「お前にとって俺は仇だろ」と話しかけ、ウンソンも「嫌いとばかり思ってたけど、言われてみればその通りね」と答える。ピョンジュンはウンソン宛にメールを送り、それを受け取ったスンミは、翌朝ソンヒに、父のためにお金を用意してはどうかと提案する。スンミと映画を観る約束をしたファンはバッグを持って家を出るが、バッグの中の家族写真を見て驚く。




■15 話
写真を見たファンは、ウンソンとの関係をなぜ黙っていたのかとスンミを問い詰める。スンミは、身寄りがないと思っているお祖母さんに知られたくないから黙っていてほしい、それに父が亡くなって縁も切れたのだからお互い知らない者同士として生きていこうととウンソンに言われたと答え、ウンソンのお父さんは事故で急死し、残した借金のために葬儀の時もその後も借金取りが取り立てに来て、それでウンソンは弟を連れて家を出て行った、母があげた部屋を借りるお金と弟を失くした時にお祖母さんに出会ったようだ、実の父の遺産で部屋を借りてあなたの家を出るよう何度説得してもウンソンは相手にしなかったと話し、義父が亡くなった事を黙っていたのは、二人の夫を亡くした事で母が苦しみ、それを隠したがったからだった、ウンソンとは入社後に再会し、ウンソンに話されるのを恐れたが、先に黙っているように言ったのはウンソンの方だったと話す。そして、いつか自分の口から話すまで、この事は誰にも言わないでほしいと頼む。一方、ヘリにお金を返しに行ったウンソンは、前日父親と言い争いをしたというジュンセの様子を見に行き、ジュンセはウンソンを気晴らしに連れ出す。ウンソンは、ファンに対してウヌの事では憎い気持ちがある一方で遺言状の事では申し訳ないと話し、きっとファンは逆に、遺言状の事では私を憎く思いながらウヌの事では申し訳なく思っているはずだと言う。そこでジュンセは、ファンが7歳の時に一緒に交通事故に遭って父親を亡くし、そのショックで失語症になった話をウンソンに聞かせ、葬儀の時のファンの姿が忘れられないと言う。テスに世話になった礼として服をプレゼントするソンヒは、それとなくスクチャの遺産について尋ね、テスから法が認める血縁の権利があると知らされる。その夜、スンミからファンにウンソンとの関係を知られたと聞かされたソンヒは驚き、ウンソンがテスの息子と付き合っていると知って驚くと同時にさらなる悪縁を感じる。翌日、ファンと一緒に店のイベントの広報に出るウンソンだが、前夜からのファンのおかしな態度に疑問を感じて理由を訊く。ファンは、善良で誠実で正直なフリの他にどんな顔を持っているんだと逆に質問し、少しはマシな人だと思った自分がバカだったとウンソンを怒らせる。ソンヒからジョンの結婚を急かされたヨンランはテスの了解をとってスクチャに話し、スクチャは、相手がジュンセなら自分が死んだ後も心配はないと言って賛成する。夜、ピアノを弾く少年に目を留めるファンはヨンソクから自閉症だと知らされ、その瞬間、ウンソンの弟の事を話すソンチョルの言葉を思い出す。その後、ファンはスンミに電話し、ウンソンの事はスンミが話す時が来るまで待つと伝える。ファンが家に帰ると、ヨンランは遺産を取り返す方法をファンに話すが、ファンは会社は奪わせないと改めて言うのだった。翌日、ヨンランはジュンセに会って気持ちを確かめるが、ジュンセから好きな人がいると言われてショックを受けて家に帰る。その頃、ジュンセはヒョンジンに9時まで家に帰らないように言ってからウンソンを迎えに行き、ステーキピビンパを作ってほしいと家に誘う。ウンソンは戸惑うが、「"オッパ"なら怖がる事はないだろ?それとも"オッパ"として見ていないのか?」と言われて素直に従い、ピビンパを作って楽しい時間を過ごす。一方、ジョンから事情を聞いたヨンランは、ウンソンとジュンセは家に行くような仲だとファンとスクチャに話し、二人は衝撃を受ける。食事のあと、コーヒーを飲みながら散歩するウンソンは、久しぶりの楽しい気分に気を良くし、この気持ちをもっと前に知れていたら、今まで友人と過ごした些細な事は感謝しながら楽しんだし、父や弟との時間も大切に考えたのに…と話す。ジュンセは、今からでも遅くない、料理しながらすごく楽しく幸せそうに見えたと話し、「初めて会った時に夢を語りながらキラキラしていた時のウンソンに戻ってほしい。俺たち、今日のように好きな料理をしながらメニューを開発して平凡に生きていかないか?これからはもう君にとって"オッパ"じゃなく、男でいたいんだ」と言う。




■16 話
「君には好きな仕事をしながら日々楽しく過ごしてほしい。お祖母さんの会社は君が本当にやりたい仕事じゃないはずだ。ファンや家族に気を使ってまでどうして続けなきゃいけない?憎んでいる誰かのために自分の人生を変えるのは愚かな事だし時間の無駄だ」とジュンセは言うが、ウンソンは、時間の無駄ではなく自分を理解し信じてくれるお祖母さんのためだ、今まであなたの気持ちを知りながら気づかないフリをしていた、でもウヌを見つけるまでは自分の人生を楽しんだり未来を夢見るなんて出来ない、ごめんなさいと謝る。ヨンランとジョンはさっそく帰宅したウンソンを責め、それを聞いていたファンは、あいつを詰るならジュンセを詰るべきだ、でも嫌われているなら詰る必要はなく無視すればいい、ジュンセの他にも男はいる、奴の事など忘れてしまえとジョンに言う。一方、父から怒鳴られたジュンセはウンソンに電話し、ウンソンの立場をいっそう悪くした事を謝る。翌日、毎月恒例の同僚にひと言メッセージを書くよう言われたファンは、ウンソンあてのカードは他の同僚とは違って何を書くか深く考える。その後、ウンソンがジュンセの家に行った事でウンソンと言い合うファンは、「父親を亡くしても弟が居なくなっても涙を見せず笑顔で健気に生きて行く…そういうのを"キャンディ"みたいって言うんだろ?」と言ってウンソンを不快にさせる。ファンは弟の話は取り消すと言うが、ウンソンは、「親や弟をなくした者は笑っちゃいけない?親がいなくて何もない私みたいな子が暗い顔をして泣いてばかりいたら"可哀相に""哀れだ"って言うんでしょ」と言うのだった。ジョンに会いに行くジュンセは、自分への思いは安心できる心強い兄的な存在だっただけだと話し、自分はこれからも妹としてしか見られないと言って納得させ、自分がウンソン好きなだけだからウンソンを嫌うなと話す。そして、ウンソンのどこが好きかと訊くジョンに、考え方と心だと答える。その頃、2号店では、それぞれに自分あてのメッセージを渡され、ファンは、メッセージの内容で誰が書いたかを推理していく。そして、"性格は悪いけどバカな人ではないと思います"と書かれたメッセージを気に留める。夕方、ウンソンの様子を見に来たジュンセは、ジョンに自分の片想いだと言った事を伝え、ファンの家族にもそう言うように話す。そこでウンソンは、今みたいな状況じゃなければオッパのような人は自分の方が追いかけていたかも知れない、ただウヌが見つかるまでは自分自身楽しんではいけない気がするのだと言う。夜、ヘリの家に泊まるウンソンは、翌日お祖母さんに家を出ると言うつもりだと話し、ファンは自分を隠そうとして悪ぶっているだけではないかと言う。その頃、ファンは、誰のものか見当がつかないカードの筆跡と、借りたままになっていたウンソンのノートの筆跡が同じだと気づく。翌日、ファンはウンソンに、お祖母さんが遺産をくれないと言ったのはお前のせいじゃないから憎むのを止めると話し、その代わり、俺もわざと弟を行方不明にしようと携帯を壊したんじゃないから仕事の時は忘れてくれと言う。夕方、スクチャは家を出たいと言うウンソンの言葉を聞き入れないものの、少しぎくしゃくした関係を修復し、ヨンランとジョンを説得する。翌日、2号店の30周年記念イベントが開かれ、スンミとウンソンはぎこちなく挨拶を交わし、いつもボランティアで参加しているジュンセもヘリを連れて現れる。休みなく働くウンソンを心配したジュンセは休憩をとるように言い、ウンソンは屋上で横になって休むが、飲み物を持って行ったジュンセはウンソンを気遣うファンの気持ちに気付くのだった。ジュンセは食事会や2次会にもウンソンと共に参加し、ファンはふたりの姿を直視できず、そこからレストランに指示を出すジュンセに怒りを爆発させる。ジュンセは怒りの理由をジョンのためだと言うファンに、「妹を言い訳にしないで正直に言え!お前は自分以外の誰かの立場になって人を心配するような奴か?ウンソンのためだろ?」と言い、ファンはジュンセを殴り、ウンソンのためだと認める。



つづく




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