1970年代から80年代にかけて人気を博し、一時代を築いた成人映画「にっかつロマンポルノ」が、「ロマンポルノ・RETURNS」として22年ぶりに“復活”することが4日、分かった。



 往年の作品をリメークした「団地妻 昼下がりの情事」(中原俊監督)と「後ろから前から」(増本庄一郎監督)が東京で2月に公開される。



 配給の日活は「女性も楽しめることを重視して製作した。想像力をかき立てるエロスを通して、日本映画界に新たな旋風を巻き起こしていく」としており、シリーズ化も検討している。



 にっかつロマンポルノは71年から88年まで約1100本が製作された。若手の監督たちが作家性を発揮、滝田洋二郎さん、金子修介さんら多くの名だたる監督を生んだが、アダルトビデオの普及で衰退した。