人気グループ、嵐が今年の「第４２回オリコン年間ランキング」でシングル・アルバム部門など史上初の４部門で１位を獲得したことが１８日、オリコンから発表された。
都内で表彰式に５人そろって出席し、松本潤（２６）は「大みそかまで突っ走るパワーをもらった」と初出場のＮＨＫ紅白歌合戦に向けハイテンション。相葉雅紀（２６）は今年の漢字を問われ、「『嵐』ですッ！」とおどけた。
まさに「嵐の年」だったことを裏付ける戴冠式となった。この日発表のオリコンランキングで、シングル・アルバム・ミュージックＤＶＤ・トータルセールスの４冠をゲット。史上初の偉業に、リーダーの大野智（２９）は「実感がない。夢のような気持ち」と目を丸くした。
特にシングル部門はＴＯＰ３独占と圧勝だ。これは７８年のピンク・レディー、８８年の光ＧＥＮＪＩ以来、２１年ぶり史上３組目。昨年も１、２位を独占しており、２年連続のＴＯＰ２独占は史上初めて。さらにＴＯＰ５中４曲がランクインというのも史上初となる。
９９年にデビューして１０周年のメモリアルイヤーは、記録ずくめの１年。二宮和也（２６）は「良い年だった。良い１０周年を皆さんに作っていただいた」と晴れ晴れとした笑顔を浮かべた。
この勢いで、大みそかには初の紅白歌合戦に乗り込む。松本は「出場が決まってうれしかった。歴史のある番組で、嵐の音楽に触れたことがない人にも触れてもらえるチャンス。５人で最高のパフォーマンスをみせたい」と力強く宣言。相葉も「初めてのこと（紅白）で今年を締められれば、来年の活動につながる」と意気込んだ。
相葉は今年を漢字１文字で表現して、と求められると、「『嵐』ですッ！」とキッパリ即答。ただ二宮に「爆発的にアタマが悪いですね！」と過激に突っ込まれて、「そんなこと初めて言われた」と爆笑を誘った。
さらに報道陣から「じゃあファンにメッセージを…」と問われた際に、「じゃあファン」を「ジャパン」と５人とも聞き間違え、大野が「ジャパンのみんな、ありがとう」と頭を下げるなど、笑いの絶えない和気あいあいの会見に。
今年の“ジャパン”を制したゴキゲンな５人組が、紅白でも気合のステージを見せるに違いない。