Barks
今週、英国で2ndアルバム『The Boy Who Knew Too Much』をリリースしたMIKA。同アルバムは彼のティーンエイジャー時代をテーマにしているが、タイトルともなったその“知り過ぎた少年”時代について語った。
イジメにあい登校拒否を経験した彼は、BBCにこう話している。「(曲の)ストーリーラインの多くは僕の思春期のことだ。僕は孤独で、頭の中で映画を作り上げてた。いつも観察する立場だったんだよ。アルバムの中には、そうやって外から見たことを歌詞にしたものがたくさんある」
「『The Boy Who Knew Too Much』っていうのは、いつも離れたところからじっとみんなを眺めてるからだ。ストーカーだよ」
アルバムは陽気なメロディーであふれているが、その中には、ティーンエイジャー時代に経験したダークな面が隠されているという。それはニュー・シングル「We Are Golden」のPVでもうかがえる。パンツ姿のMIKAが部屋で元気に動き回る、一見明るいビデオだが、実際はまったく別のメッセージが込められているそうだ。「楽しいビデオだよ。でも、そこには絶望があるんだ。ベッドルームにいる少年が僕を愛してくれって世界に懇願してるセレモニーのようなものなんだ」
「自分が書くもの(歌詞)は、すべて自分のことだ」と、曲を通じ自分を語るのは平気なMIKAだが、インタヴューは苦手だそうだ。最近、トーク番組に出演したときは、待ち時間に2度も楽屋へ逃げ込みスタッフにより連れ戻されたという。