人気グループ東方神起のメンバー3人(シアジュンス、英雄ジェジュン、ミッキーユチョン)と所属事務所SMエンターテイメントの合意が決裂し、両者は現在裁判所の判決を待っている状態と報道された。今後、専属契約効力を巡る激しい法廷闘争が避けられない状態だ。



メンバー側の代理人イム・サンヒョク弁護士は15日、「裁判所が勧告した合意が成立せず、結局裁判所の判断を待つことになった」と明らかにした。


先月21日の裁判で裁判官であるパク・ビョンデ首席部長判事は「(訴えを起こしていない)残り2人のメンバーに対する信義についても慎重に考えなければならない。


多くのファンを持つ公人としての責任も考え、紛争が円満に妥結することを望む」として両者間での合意を勧告したが、妥協点を見つけることができなかった模様だ。



3人のメンバーの関係者は15日「裁判所が11日までに両者の主張を書面で提出することを求め、二度に渡って資料を提出した。提出した書面の内容は公開できない。現在裁判が進行中のため、調整可否やその内容に関しても知らせることができない」とコメントした。



SMエンターテイメントの関係者も「追加資料を裁判所に提出し、判決を待っている」と説明した。今回の争いの行方を見守る裁判所、ソウル中央地方民事合議50部は、「追加で裁判を開く予定はなく、決定を急いでいるが、まだ検討しなければならない資料が多く、時間がかかると思われる」としている。



訴えを起こしたメンバーたちは「所属事務所と結んだ専属契約は個人の人格、自己決定権、職業選択の自由を深刻に侵害している。13年という専属契約期間は事実上終身契約を意味し、レコード収益配分などでSMから相当の待遇を受けていない」と主張している。



一方のSMは「常に精算金を支給し、現在までトータルで110億ウォンをメンバーたちに渡した。公正委員会などの指摘により全5回に渡って、合意、更新してきた適当な契約」という立場だ。



東方神起のファンは最近マスコミに「彼らは猿ではありません。東方新起は人格と意志決定権を持っている人間」という内容の広告を掲載、国家人権委員会に嘆願書を出すなどメンバーに対する支援活動を積極的に行っている。