* 2009年08月25日 20:26 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ
南アフリカに凱旋帰国し、ヨハネスブルク(Johannesburg)のオリバー・タンボ(OR Tambo)(ヨハネスブルク)国際空港で開かれた歓迎式典で踊る、第12回世界陸上ベルリン大会(12th IAAF World Championships in Athletics Berlin)女子800メートル優勝のキャスター・セメンヤ(Caster Semenya)
(2009年8月25日撮影)。(c)AFP/PABALLO THEKISO
【8月25日 AFP】第12回世界陸上ベルリン大会(12th IAAF World Championships in Athletics Berlin)で女子800メートルを制覇したキャスター・セメンヤ(Caster Semenya)が25日、南アフリカに凱旋帰国し、市民数千人が温かく出迎えた。
国際陸上競技連盟(IAAF)の発表で浮上した同選手の性別疑惑によって、今回の勝利を台無しにされてしまったものの、セメンヤはヨハネスブルク(Johannesburg)の空港に、チームメートと満面の笑みを見せて現れた。市民らは通路で歌ったり踊って選手たちを出迎え、セメンヤをひと目見ようと空港内のレールにぶらさがったり窓に群がった。
なかには性別疑惑に抗議し、「スポーツのファーストレディー」「100%女性のなかの女性」などと書かれたプラカードを持参した人もいた。到着はテレビ放送され、空港周辺では警察が特別に交通整理を行った。
女子800メートルをシーズン世界最高記録の1分55秒45で優勝したセメンヤに対し、IAAFが前週、「性別検査を受けなければならない」と宣告したことに対し、南アフリカは国を挙げて反発し、セメンヤ擁護にまわっている。
(c)AFP/Courtney Brooks