東スポ見出しより


黒のスーツに同色のネクタイを締め、草なぎが神妙な表情を浮かべる。約3カ月ぶりの「地デジ大使」活動は、謝罪の言葉で再開した。



 「わたくし草なぎ剛は多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことを心からお詫び申し上げます。本当にすみませんでした。きょうからまた、地デジ普及活動に復帰できることを心から感謝しております」



 4月23日未明に泥酔して都内の公園で全裸になったとして現行犯逮捕された草なぎ。事件直後には「最低の人間」と罵倒した当時の鳩山邦夫総務相(60)が、翌日に前言を撤回する騒動まで勃発した。以降、地デジ大使の活動を休止していたが、今月17日にデジタル放送推進委員会から復帰要請を受け、21日に佐藤勉総務相(57)と会って受諾した。



 芸能活動は再開しているが、ようやく叶った完全復帰。こわばった表情が緩んだのは、自身に代わってPR活動を行ってきた鹿のキャラクター、地デジカとの初対面だ。まずは「僕がいない間に頑張っていただいてありがとうございます」とあいさつ。だが、相手は当然ながら無言…。すかさず「シカだけに“シカと”ですか」とツッコミ、何やら耳打ち。「SMAPに入りたいんですって。踊れる?」と“代弁”し、会場を沸かせた。



 正午からはフジ系生放送「笑っていいとも!」の出演が控えていたが、イベントが終了したのは午後12時5分。草なぎは最後まで会場に残って仁義を果たし、50分遅れで番組に合流した。



 この日、因縁の鳩山前総務相は同局系「スーパーニュース」の取材に、「きついことを言ってすまなかったけど、これで人間的にうんと大きく成長してくれれば、これに勝る喜びはない」と草なぎにエール。自らまいた種を刈りとり、再び「地デジの顔」となる。

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