郷ひろみ再び“ゲリラ”…渋谷大混乱「アチチ」騒動から10年 (スポーツ報知)



 歌手の郷ひろみ(53)が代表曲「GOLDFINGER’99」発売10周年記念シングルを発表することになった。同曲発売時の1999年には、渋谷でのゲリラライブイベントで関係者が逮捕される騒ぎもあったが、新曲はタイトルにもなっている「Get Real Love」が「ゲリラ」と聞こえる意味深長な挑発曲。9月2日の発売前後に再びゲリライベントも企画中だという。



 1999年8月30日。東京・渋谷のスクランブル交差点でのゲリライベントから10年。郷ひろみが“ゲリラ”を歌うことになった。



 「GOLDFINGER’99」は、郷がリッキー・マーティンの楽曲をカバーし、99年7月に発売したシングル。「アチチ」のフレーズは社会現象となり、同年のNHK紅白歌合戦では瞬間最高視聴率を記録した。



 ヒットのきっかけがゲリライベント。渋谷の路上に約1万4000人が集まり交通がまひ。スタッフが道交法違反で逮捕される事件に発展。結果的に注目を集めた。



 10周年を記念し、「GOLD-」の一部を引用した新曲「Get Real Love~GOLDFINGER’009~」(9月2日発売)は、ゲリライベントをビンビンに意識。郷本人はサビの歌唱を「ゲット・リアル・ラブ」と言い張るが、頭文字の「ゲ・リ・ラ」としか聞こえない。さらに「急ブレーキ踏むスクランブル」「あの熱い記憶よみがえる」など、所々に際どいシャレがちりばめられた。



 郷は、当時を振り返り「違反はだめ。僕の中でも社会的に大きな反省はある」と前置きしつつ、「やっちゃいけないことはあるけど、ゲリラ的な精神は忘れたくないよね。遊び心の範囲と思ってもらえれば」とニヤリ。ジャケット写真は大胆にもスクランブル交差点をバックにする。



 「GOLD-」と同じく黒須洋壬氏が振り付けを担当。発売に合わせ「ゲリラ的」に初披露する予定だ。



 ◆来年GoGo歳「いろいろあるよ」 


○…来年は郷にとっては節目の55(ゴーゴー)歳、再来年は芸能生活40周年を迎える。具体的な活動は未定だが、「今年1年をホップ、ステップ、ジャンプと飛躍するための始まりの年にしたい。まだ言えないけど、これからもいろいろありますよ」と含みを持たせた。