かつて一大ブームを巻き起こしたアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の実写版が製作されるが、これが来年にかけて映画界の最大の話題になりそうだ。
実写版の製作はまだオープンにはなっていないが、日刊ゲンダイ本紙がつかんだ主要キャストは――。主人公の古代進を演じるのは木村拓哉で、ヒロインの森雪を演じるのは沢尻エリカとみられている。艦長は西田敏行、ほかに香川照之、橋爪功らが出演するもようだ。
「『宇宙戦艦ヤマト』は今年12月に26年ぶりにアニメで復活しますが、その大前提になったのが実写版の製作で、主演・キムタクありきで進められました。難航したのはヒロインで、旬の女優の名前が何人も挙がったのですが、最終的に沢尻で固まったようです。企画書がすでに出回っているので、この2人は動かないと思います」(事情通)
沢尻に決定したのはSMAPの実権を握っているI女史と沢尻の事務所幹部のホットラインといわれる。他で名前が挙がったのは宮崎あおい、綾瀬はるかで、宮崎は高岡蒼甫との離婚騒動で、ナーバスな状態が続いたことで流れたという。綾瀬は木村とドラマで共演して意気投合し、木村のお気に入りだが、製作サイドはNGだったようだ。
●スタッフは最強
製作の陣容も現在の日本のトップレベルといえる。プロデュースするのは米アカデミー賞の外国語映画賞を獲得した「おくりびと」の製作会社セディックインターナショナルの中沢敏明氏、製作するのは「踊る大捜査線」や「ALWAYS 三丁目の夕日」のシリーズで知られる「ROBOT(ロボット)」。万全の体制といえる。クランクインは早ければ10月で、公開はアニメから1年後の10年12月の予定だという。
木村と“問題児”沢尻の初共演というだけでも話題に事欠かないし、中高年にとっても注目作なのは間違いない。
ゲンダイネット