マイケルやっぱり薬漬け状態…ベビーシッターが証言

(夕刊フジ)


 やはり薬物の過剰摂取なのか-。


25日に急死した米大物歌手、マイケル・ジャクソン(享年50)が、

「デメロール」など複数の強力な麻薬性鎮痛剤を毎日、大量に服用し、事実上の薬漬け状態だったことが明らかになった。


「デメロール」塩酸ペチジン注射液

用法
1.激しい疼痛時における鎮痛・鎮静・鎮痙。
2.麻酔前投薬。
3.麻酔補助。
4.無痛分娩。


噂では、マイケル・ジャクソンは、デメロール依存症だったと言われている。



 マイケルの薬漬け生活を告白したのは3人の子供の元ベビーシッターの女性(42)。英紙の取材にこの元ベビーシッターは、マイケルが食事をほとんど取らないのに麻薬性鎮痛薬を混ぜ合わせて大量に飲み、明らかに薬物依存状態だった、と証言した。



 マイケルは薬を飲むと、胃の中で混ぜ合わせるためなのか、腹を何度も上下に激しく動かしていたという。元ベビーシッターは「多くの薬を混ぜすぎて、時には、胃の中でできた“危険なカクテル”を取り除くため、何度かポンプを使って胃洗浄をしなければならないことがあった」と異様な光景を明かした。



 元ベビーシッターは、マイケルの母キャサリン(79)や妹のジャネット(43)に、薬の服用中止と薬物依存の治療を行うようアドバイスしていたが、それを知ったマイケルは激怒。「あなたの話は聞きたくない」と昨年12月に解雇された。



 だがその後も子供たちの世話をするためマイケルの元を訪れていて、今年4月には、マイケルに7月からの50回公演について尋ねると「ボクは10回しかサインしてない」と答えたという。



 マイケルは、急死する約1時間前に専属医のコンラッド・マーレー氏(51)から痛み止めの注射を打たれていたとされる。専属医が治療に使っていたのは「デメロール」「オキシコンチン」など依存性が高い麻薬性鎮痛剤だった。マイケルは1984年、CM撮影中に花火が頭髪に燃え移って頭に大やけどを負ってから鎮痛剤を飲み続けていたとされ、強度の薬物依存症に陥っていたようだ。



 一時、所在不明が伝えられたマーレー氏だが、27日夜(現地時間)、ロサンゼルス市警に参考人として、弁護士立ち会いの下で事情聴取を受けた。



 マーレー氏側は「マイケルの死をめぐる状況の矛盾点などについて説明した」としているが、マイケルの遺族はなお「死の直前の行動が明かされていない」とマーレー氏に激しい不満をぶつけている。



[ 2009年6月29日17時00分 ]