公演チケット払い戻しで混乱も 長い時間かかる可能性

2009年6月28日 01時01分



 【ロンドン27日共同】


マイケル・ジャクソンさんの死去で中止になった7月のロンドン公演をめぐって、英政府系の消費者保護団体にチケットの払い戻しを求める人から相談電話が殺到したほか、チケット代理店のウェブサイトが一時使えなくなるなど、一部で混乱が起きた。27日付の英紙タイムズが伝えた。



 同公演の主催者は、払い戻しに関する情報や手続きを近く公表するとしているが、主催者に近い関係者は、払い戻しには「非常に長い時間がかかるだろう」と語ったという。



 公演は7月13日から50回行われる予定だった。チケットの多くは50ポンド(約7800円)から70ポンドの間だが、最前列のVIP席は790ポンドだった。約80万枚のチケットが販売され、総額は約5千万ポンドに達するという。



 チケットは転売が禁止されているため、ネットのオークションサイトなど非正規ルートでチケットを購入した人は、払い戻しを受けられない可能性があるという。


オークションサイトでは同公演のチケットが1300ポンドまで値段がつり上がっていた例もあったという。