左胸には「優等生バッジ」、太宰治16歳頃写真見つかる


(読売新聞)


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 旧制中学時代の太宰治



 19日に生誕100年を迎える作家・太宰治(1909~48年)が写った旧制青森中学(現・県立青森高校)の集合写真が見つかった。



 3年生の16歳頃とみられ、あどけない表情で腕組みする姿が収められている。



 青森市の主婦田村則子さん(66)が父親の遺品の中から見つけ、青森県五所川原市教委が15日、公表した。

 木下巽教育長によると、1925年春頃の撮影で、左胸には「優等生バッジ」が、左腕には級長の腕章が見える。



 太宰と同じ北津軽郡出身の計28人が写っており、1年生の弟、礼治氏の姿も。



 田村さんは、弘前大学(青森県弘前市)が4月、17歳の太宰の写真を発表したのをきっかけに、父親が一緒に写った集合写真のことを思い出したといい、「父は『バッジは優秀な人だけが付けるんだ』と語っていました」と振り返った。