ロナルド、マドリード移籍確実に 移籍金129億円、史上最高
【ロンドン11日共同】
サッカーのイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドで2008年世界年間最優秀選手に輝いたポルトガル代表FWのクリスティアノ・ロナルド(24)が、スペイン1部リーグのレアル・マドリードに移籍することが11日、確実になった。
マンチェスターUが、史上最高額となる8千万ポンド(約129億円)の移籍金による獲得の申し出に合意したと同日、発表した。今後本人とレアルとの交渉になるが、本人も移籍を希望するため、レアルとの契約は時間の問題となった。
今季を無冠で終えたレアルは、敏腕のペレス会長が復帰し、大物選手を集めてかつての「銀河系軍団」再構築を目指す。レアルはブラジル代表MFカカをイタリア1部リーグ(セリエA)のACミランから獲得したばかり。ロナルドの移籍金はカカの6800万ユーロ(約92億円)やフランス代表だったジダンが01年にユベントス(イタリア)からレアルに移った際の7300万ユーロを超える。
ロナルドはスポルティング(ポルトガル)から03年にマンチェスターUに加わった。中核選手に成長し、07~08年シーズンは優勝したプレミアリーグと欧州チャンピオンズリーグで得点王に輝き、日本で開催されたクラブワールドカップ(W杯)制覇にも貢献した。