きっと何かが在る。
まだ見えないけれど、
此の森の向こうに、
何かが待っている。
其れはとても、こう、何ていうか、
とにかく言葉には表せないくらいの何か。
其れはきっと、何もかもを壊してくれて、
僕を取り巻く甘ったるい環境や、
僕を縛り付ける理不尽な状況や、
何も言えない弱い自分や、
つまりは今の最悪で最低な毎日から、
僕を連れ出してくれる。

例えば身勝手な思惑や、
太刀打ち出来ない正当理論とか、
何もかも、だ。

僕は其の何かがやって来るのを待ってる。
ずっと待ってるのに。