俺で悩むくらいだから‥
実彩子もなんか思うところはあるんだろう。
ちゃんと、、話さなきゃ‥‥‥
そう思った矢先、俺を呼ぶ声
「西島さん!」
振り返ると、そこには架純ちゃんがいた。
ドラマを通じて知り合い、PVにも出演してもらった。
今大人気の彼女。
西「あ、架純ちゃん!」
実彩子も隣で会釈をしている。
実彩子と架純ちゃんは初対面ではない。
俺のソロライブに来てもらったり、AAAのコンサートにも来てもらったから何度か顔は合わせている。
架「西島さんたちも撮影ですか?」
西「うん、インタビューだけ。撮影はこないだ済ませて。架純ちゃんも?」
架「はい。もう少ししてから‥‥」
西「同じ雑誌かな?」
宇「にっしー、私先に戻ってるね。次呼ばれるし。」
実彩子は俺の飲み物も持って架純ちゃんに会釈した後戻っていった。
架「宇野さん、相変わらず細くて綺麗ですね。」
西「‥‥‥喜ぶよ。」
架「‥‥‥西島さんが喜んでますよね?」
西「へへ。」
架「何も聞かなかったですけど、、、西島さんが宇野さんのこと好きなことだけは、いつもだだ漏れでしたからね。」
西「まじで?」
架「‥‥‥‥じゃ、私も行きますね。」