橙side...
店を出てすぐ、
駅までの道、実彩子にでも電話しようと考えてた。
ところが、スマホを出したところで、ひょこっと心ちゃんが現れた。
西「えっ?あれ?帰ったんじゃ。」
俺は慌てて帽子を深く被り、周りをキョロキョロする。
心「ごちそうさまって、言ってなかったです。」
心ちゃんは小柄だから、深く帽子を被っても視線が合う。
西「あ、いいよ。んなの。」
俺は後ろポッケに、スマホをしまう。
心「最後にしますから。」
と、言い終わるが先か、心ちゃんは道端で俺に抱きついてきた。
西「えっ!」
心「本当に大好きです。」
西「ちょ、、、うん。」
心ちゃんは俺をきつく抱きついてきたが、俺はそれに応えることはできなかった。
西「ごめん。」
心「‥‥‥」
俺はゆっくり心ちゃんを離した。