宮部みゆきの本は、20代になった頃から読み始めた。
たぶん私の人生の中で、一番作品を読んでいる作家さんだと思うニコ
もちろん全て読んでいる訳ではないけれど、文庫はかなりの数持っているし、ハードカバーで持っているものもある。

どちらかというと最近のものより初期の作品が好きで、小説家としてデビューしていろいろな賞を取り始めた頃の作品には、犬や財布が語り手だったり、最後の最後まで犯人が全く出てこなかったりと様々な手法にチャレンジしているものも多い。
まだ宮部みゆきを読んだことがないという人に私がお勧めするのは、「スナーク狩り」という本だ。
とてもスピード感があって、あれよあれよという間にラストまで突っ走って、一気に読み終わってしまうにやり
どうしてこんなに引き込まれてしまうのだろうと思うけれど、やっぱり描写が上手いのだと思う。
人物の感情も周りの風景などの描写も上手いので、読んでいて感情移入しやすいし、情景が目に浮かびやすい。
宮部さんご本人が映画が好きということもあって、映像化しやすいような描写になっているのかもしれない。

今の時代の作品は、現実に起こった事件などが下地になっていることが多い。
16年前病気になって初めて入院した時に、ちょうど「模倣犯」という本が出たところだった。
外出して本屋さんに行った時にどうしても読みたくなって、重たいハードカバーの上下巻2冊を買って帰った。
そして読み始めたのだけれど、、、。
その頃私はステロイドのパルス療法でかなりの量のステロイドを飲んでいたので、そのせいもあると思うのだけれど、被害者に感情移入してしまって、読むのがツラくてツラくて泣きながら読んだぐすん
もともと私はかなり感情が安定していて、ほとんど泣いたりすることはない。
(最近は涙腺が緩くなってきて、テレビで動物が出てくるとすぐ涙が出てしまうけれどあせる
それが本当に涙が止まらなくて泣きながら読んだので、トラウマになってしまった。

それ以降現代物よりも時代物の方が何となく「お話」として読めるので、時代物を楽しんで読むようになってきている。
とは言っても全く現代物を読まない訳ではなく、小泉孝太郎主演でドラマ化された「名もなき毒」のシリーズなんかは、今出ている最新巻が早く文庫化されないかなぁと楽しみにしているところだうーん
現代物、時代物とオールマイティーに書き続ける宮部さんに、どれだけの物語が頭の中に詰まっているのだろうと、作品を読むたびにその才能の素晴らしさに驚いてしまうショック