出穂の時期になりました。
8月に入りずっと出穂を待っていましたが、8月6日に3株植えのバケツ稲が出穂しました。
1株植えの稲はまだ出穂していません。
ご覧のように葉色も1株植えの方は青々としています。
入っている用土量はいずれのバケツも同じです。
そのため、3株植えは一定の養分量を取り合うことになりますが、1株植えはその分贅沢に吸収することができるわけです。
また、1株植えは田植え初期から深水管理をして、養分の吸収を抑えていたため、余計に肥料が長効きしているということです。
そうこうしているうちに6日遅れて本日8月12日に1株植えのバケツ稲が出穂しました。
3株植えの稲と比べると出穂数がかなり違いますし、また葉色もまだ肥料が効いてるような感じです。
通常稲は栄養成長を終えてから生殖成長へという生育転換をするのですが、今回の場合のように稲の生育環境を整え、養分を十分に与え、肥効のコントロールをしながら管理すると、栄養成長を続けながら生殖成長をするという現象がおきます。
稲は狭い環境に植えられると、それぞれの株が”我先に生きながらえよう”として茎の分けつを早め、茎数も増やそうとします。
しかし、分けつも多くなると、弱い茎はどんどん淘汰され無効茎となって穂になる前に枯れていくことになります。したがって、一度最大に増えた茎はまた減って、穂を出すことのできる茎だけが生き残るという生育をするようになります。
一方で、広い環境に植えられた稲は周りに干渉される存在がないので、生存競争をする必要もなく、日光を十分に浴びようという広がった株の余裕の稲姿となり、また分けつ競争もないので一本一本の茎が増えようとするのではなく、太くなろうとします。
したがって、無駄なエネルギーを使うことがないので、稲本来の生育をするようになるのです。
今日の生育状況
茎数(本/株) 草丈(cm)
3株植え 23.3(平均) 107.7(平均)
1株植え 33 101
3株植えは1株植えに比べて茎数で10本ほど少なくなっています。(その分株がたくさん植わっているので、収量は採れるでしょう)
草丈は、3株植えが1株植えに比べて6~7cm長くなっています。
3株植えの方も無効分けつが少なく、比較的健全に育っているようです。















