昨年、娘が摂食障害になってしまいました。


いつしか始めたダイエットから抜け出せなくなったことが直接の原因でした。


痩せ型ではないものの運動部も入っていて標準体重だったし、食べることが大好きな普通の女の子でした。


なぜダイエットしようと思ったのか、いくつか心当たりはあるものの、明確な理由はわかりません。


当時は年頃の女の子が体重を気にするのは仕方がないと思っていたので、最初は少し少食になったかなくらいにしか考えていませんでしたし、この病気のことも全く知りませんでした。


しかし病気が判明してからこの病気のことを色々調べる中で、間接的な要因も病気の発症に大きく作用したのではないかと今では考えています。


2020年春、娘の小学校卒業式と中学校入学式は下級生と上級生が出席しない簡略化された形で実施されました。


小学校の卒業式では先生から『今の状況で何が出来るか考えた上での対応ですが、力不足で申し訳ありません』との趣旨で涙ぐみながら説明がありました。


初めてのコロナ対応の中、実施してくれただけでも有難いという思いもありました。


ただ、例年全校生徒で盛大に歌い上げる校歌もピアノのみ、卒業生がコロナの制約から控え目に歌い上げた仰げば尊しを聞いたとき、正直に言えば例年とのギャップに非常に寂しく切ない思いがこみ上げ、目に涙が滲んできました。


続く