ハロー、やっこですニコニコ

 

って、今週は実はあんまり笑ってられない日々でした。

#いや実際には笑ってもいるが

 

#親の生死に関わる話をドライにしますので、生死トラウマあり、ドライな親子話、ショッキングな医療表現が苦手な方は読まないでね。

#くれぐれも無理して読まないでくださいね〜。

#これは本当に自分のための定点観測記録なので!

 

 

 

 

 

 

 

では、いきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

週明けの朝から、うちのポケモン(父)が突然の体調不良になりました。

 

わたしの目の前で

 

 

 

もともと高血圧、狭心症で心臓の血管が詰まりやすい持病がある。

 

年明けから今年はもう2回、心臓カテーテル手術で入院している。

 

大きな胃潰瘍(ステージ1の悪性だった)も内視鏡手術で取ったばかり。

 

先週の経過観察の診察が終わって順調ですと先生に言われたばかりだった。

 

前日にコロナワクチン4回目を打って来たと言ってたが、

 

調子こいて晩酌に梅酒を飲んでたらしく、

#後で母から聞いた情報

 

このところ暑かったし、

 

後でお医者さんも、

 

ハッキリ何が原因かはわかりませんが、と言っていたが

 

 

 

心筋梗塞を起こした。

 

 

 

うちのポケモンは、

 

高齢者ですが、まだ現役の会社役員をやっていて、

 

毎朝誰よりも早く出社して、

 

会社の鍵を開けるのを生きがいにしている生き物です。

 

 

 

私は同じ職場で勤めています。

 

その朝も、

 

少し顔色が悪いなとは思いましたが、

 

最近はもうそんなに元気では無いので、

 

そんなもんかな。と普段通り過ごしていました。

 

 

事務所で2人きり。

 

私はいつもは別の階の工場へ行ったりすることが多いのですが、

 

その朝は事務処理でやる事があったのでポケモンの近くのデスクにおりました。

 

 

ポケモンはネットバンキングを操作していて、

 

本当に普通にパソコン使ってたのですが、

 

急に心臓発作が起こり始めました。

 

 

いつも常備している発作を和らげるための「ニトロ」薬を塗り、

 

心臓を押さえて、静かに呼吸し始めるポケモン、、、

 

 

え、、、

 

いつもの感じより何かヤバそう、、、

 

と、思っていた束の間、

 

嘔吐。

 

 

その部屋にはポケモンと私ししかおらず、

 

かなりヤバくなり、

 

さすがに焦る。

 

 

慌てて駆け寄り、体を支えて、

 

嘔吐が喉に詰まってる感じで

 

白目剥くし、

 

数秒意識消えてるし、

 

オーイ、まじかー!

 

手足と体がガタッと痙攣して、

 

あ、これヤベッ!!

 

となる。

 

死にそうな人が目の前に突然現れたら、

誰だってショック状態になるよね。

 

 

ポケモンを支える片手、

 

落ち着け、落ち着け、今すべき事は何だ?

 

と、自分に聞く、

 

とにかく命が優先!

 

気道は?

 

むせて息はしてるから、呼吸はまだある、大丈夫だ。

 

背中をさすって、叩いて、吐かせて、

 

「大丈夫だから!」と何度か声をかけながら、

 

椅子から倒れないよう支える。

 

 

とにかく救急車だ!と、

 

空いた手で電話器を持って119をかけるが、

 

間違えて110を押す。

 

「救急車は119番ですよ」

 

あーーー、バカ!わたし!!!

 

と思いながら、そんな反省してる暇は無いので速攻で「119」をかけなおす。

 

 

 

なかなか救急車が捕まらなくて、

 

今年1番の焦り。

 

 

 

一人じゃ無理だ!!と思い、

 

内線で別の階にいた会社の人に助けを求めて来てもらう。

 

 

 

サポートしてもらいながら、

 

何度か119をかけるが繋がらない。

 

ポケモンも状態が少し落ち着いてくれたので、

 

会話出来るまでになり、

 

直接病院連れてくか?と思い、

 

かかりつけの病院に電話することにした。

 

 

 

外来の看護師さんに

 

のほほんと対応されて、

#病院の職員さんはえてしてそういうモノである

#じゃなきゃ毎日やってられんよね

 

イラッとするも、

 

粘り強く話してみると、

 

まともな事を言ってることに気付き、

 

最速で対応をどうしたらいいか答えを出すことに集中した。

 

その横でまた嘔吐してるポケモン。

 

その音を聞いて、看護師さんも

 

外来予約と緊急搬送の2パターンの対応を教えてくれた。

 

「もう一度119番にチャレンジしてみてください」

と言われる。

 

何とか道筋をつけて、自分を落ち着かせる。

 

やはり救急車で運ぶのがベストらしいので、

(自家用車やタクシーで連れて行くと、

途中の急変に対応不可、

道が混雑してたら時間かかる、

外来扱いになってしまって

タイムロスが大きい。

からだと、後から気付いた)

 

 

また何回か119をトライして、

 

ほんとーーーに繋がらないから、

 

もう民間の搬送を頼もうかと

 

受話器をおろしかけた時に

 

奇跡的に通じた。

 

 

 

ポケモンは状態が落ち着いた風にも見えたけど、度々嘔吐がある。

 

これ、だんだん悪化するやつじゃないか?

 

一抹の不安。

 

 

 

この時思ったけど、

 

目の前で人が苦しんでるのを見るのは本当に嫌だ。

 

私は他人が苦しい事が見ていられない反応が強い。

 

 

 

救急車は遠くから来たので来るまで30分かかった。

 

それでも

 

先にかかりつけの病院に連絡をしてあったので、スムーズに搬送先が確定して、

 

無事に予定の病院に搬送できた。

 

 

 

顔色は血の気があったし、

 

心電図はそんなに乱れて無かったから、

 

きっと病院に着けば何とかなると思って

 

一安心したのだが。。。

 

 

 

 

病院に着くと、速攻でICUに運んでくれた。

 

 

 

 

少しして、待合室で救急の先生が初見の説明をしてくれた。

 

心筋梗塞を起こしているから、これから応急的処置をしますと言われていた矢先に、

 

人生初めて生で「コードブルー」コールを聞いた。

 

あれは、、、ヤバいね。

 

「お父さんだと思いますので行きますね」

 

と、先生がICUに向かう。

 

「宜しくお願いします」

 

と、言うしか無かった。

 

 

 

自分も何度か入院したことあるし、

 

医師の知人も多いので、

 

専門用語や状態の怖い話は聞いたことがあるけれど、

 

やっぱり、私はただの一般人。

 

実際には

 

そんな緊急事態に慣れてはいない訳で。

 

ドキッとするよね。

 

本当にヤバいヤツだってのが分かるから。

 

 

 

理屈と感情は別だよね。

 

 

 

実家の母親に病院に来てもらうよう連絡して、

 

一人で待合室で暫く待っていた。

 

 

 

1時間半くらい経ってから、先生が戻って来た。

 

コードブルーは「心肺停止」という意味だ。

 

 

ポケモンは完全に心臓の血管が詰まったらしい。

 

心臓マッサージと電気ショックで幸い詰まりが流れて

 

一命は取りとめた。

 

 

 

いつも詰まってるその場所をカテーテルで応急処置してくれたらしい。

 

とりあえずは入院前の心臓の状態には戻った。

 

 

 

でも一度「心筋梗塞」「心停止」を起こすと、

 

心臓へのダメージ度合いが大きい場合、いろいろ弊害が起こる。

 

数日の間に再発や合併症、その他の危険があることを説明された。

 

1週間はICUで経過観察確定。

 

今週は、それを見守るしか無い状態だった。

 

 

 

 

 

色んなことが上手いタイミングで事が運べて、

 

彼はまた命を繋いでいる。

 

昔から運の強い人なのだ。

 

 

東日本大震災で日本全国で電話が繋がらなかった時も、

 

うちのポケモンだけが、いろんな人に電話が繋がった。

 

 

運もタイミングも、あるよなと思う。

 

 

でもそれは祈りが、とかのスピリチュアル的な話じゃなくて、運とタイミングだ。

 

あのとき私は1ミリも祈ってない。

 

考えて、動いた。

 

 

 

でも、これは私がダイヤモンドを思い出すために色々してきたおかげてのもある。

 

父との去年までのバトルが無かったら、

父が病院行かない、救急車乗らない、と言われて、

私自身で決断出来ず、従ってたか、ずっと迷ってたと思う。

それだけで時間の大幅なロスだったに違いない。

 

 

でも電話が119に繋がる確率は本当に幸運だったし、

 

トータルでたまたまた生き延びた結果だと思う。

 

それを、引き寄せ、と言うのならそうだし、

 

判断の結果、と言えばその通りだ。

 

 

 

 

もし病院の外で心筋梗塞起をこしてたらダメだったと思うと先生も言ってた。

 

病院内でだったから助かったと。

 

自分の目の前で無くてよかったとホッとした。

 

実家で母親だけの時で無くてよかったとホッとした。

 

よく、最愛の人の腕の中で眠りたいとか言うドラマとか見るけど、

 

やめてほしいわ。マジで勘弁してください。

 

元気だった人が突然目の前で逝かれたら、トラウマでしかない。

 

死に目になんて合えなくていいよ。

 

親のそんな苦しい姿を見たくないよ。

 

これが本心てやつだ。

 

 

 

そして、大丈夫になってから、母親が病院に到着した。

 

東京大空襲前に誕生した、生まれながらの非ダイヤモンド育ち。

 

到着した彼女が心配していたことが、

 

絵に描いたような非ダイヤモンドあるあるの内容だった。

 

 

 

実際にこんな質問をICUの先生にしていた。

 

「主治医の先生に普段から水分取るようにって言われてたのに水じゃなくて、麦茶ばかり飲んでたんですけど、麦茶が悪かったんでしょうか?!水と麦茶は違いますよね?私が間違えて麦茶を沢山買っちゃったから、私のせいかしら、、、」

 

「いつもは、植木に水やりなんてしないのに、私がワクチン打った腕が痛いって言ってたら、今朝は代わりに水やりをやってくれたのだけど、私のせいかしら、、、」

 

 

 

ハァ?

 

 

 

いやいやいやいやいやいや、

 

 

麦茶で心臓詰まらないよね

 

 

植木に水やりしたからって心臓詰まらないよね。

 

 

詰まってたら、その場で倒れるよね

 

 

母親の非ダイヤモンド性が炸裂してた。

 

 

唖然としてしまった。

 

 

でも、私はそこに全く「反応」は出なかった。

びっくりするほど冷静だった。

 

冷静に聞くと、この人はこの人の人生の中で、ずっとこんな事を言ってたんだな、、、と思った。

 

 

バカにしてないし、可哀想にも思わない。

 

 

ああ、母親はずっとこういう思考で生きて来たんだなぁ、と理解しただけ。

 

 

落ち着いた目で見ると、こういう事だったのかというのが、ありありと分かった。

 

 

非日常の場面で、そいうのって解像度が上がるんだね。

 

 

そりゃぁ、生きてて疲れるだろうな、と。思う。

 

 

起こった悪い出来事の何もかもが自分のせいかもしれないと心配で仕方ない。

 

 

私は存在していいと全く思えていない人の言動そのもの。

 

 

ショック状態でもあったので、

 

 

母親を落ち着かせるために、

 

 

「ポケモンが死んでも、それは決してあなたのせいでは無いよ、だから落ち着いて」

 

 

って、ストレートに言った。

 

 

あんまり意味が分からないようだったけど、

 

 

「そう?そうかしら?」

 

 

と少し落ち着いてくれた。

 

 

 

コロナで面会も出来ないから、

後は病院にお任せで、家族は帰された。

 

お腹空いたから、

同行してくれた社員と母親を連れて皆で一緒にランチを食べた。

お互い会話をたくさんして、笑い話しもして、ショックを発散した。

 

 

私達には落ち着くためにそういう時間が必要だと思った。

 

 

それで改めて、

 

 

こうやって、万が一が起きた時、

非ダイヤモンド性が強いと、

 

純粋に悲しめないんだなぁ、って、分かった。

 

何年か前にも

ポケモン危機一髪!な事があって、

 

その頃は私も

バリバリの非ダイヤモンドだったから、

慌てまくってた。

 

父が亡くなったら何をしたらいいか正解が分からなくて、ひたすら焦ってた。

 

その時、一冊の本を買った。

 

「親が死んだら5分後にやること」

 

当時かなり売れていたと思う。

 

本当に検討が付かなかったから、本を買った。

 

 

 

これ、何をするか、分かりますか?

※正解は最後に書くね

 

 

今なら、素で分かる。

 

 

ごく自然なことだ。

 

 

でも、その頃は本当に分からなかった。

 

 

しかも、本を読んでも分からなかった。

 

 

本質を理解できなかった。

 

 

非ダイヤモンドの損は、

 

 

ツケが大きいんだなと、また自覚した。

 

 

病院の第一連絡先は私にしてもらった。

 

 

これは私が引き受けたい責任。

 

 

そう思えた。

 

 

あの頃の自分とは違う。

 

 

初めにやる事。

が出来るために準備は済んでいるなと、思った。

 

 

って、深刻に書いてる事が、

まだもう少し笑い話になってくれてもいいけどな、とも思ってる。

 

 

それから、数日経って、ICUにいる本人から母親に電話がかかってきた。

家族に電話したいと言って、かけさせてもらったらしい。

#ICUではスマホ使用禁止

 

喋れてるし、痛いけど、何とか大丈夫そう。

途中、誤嚥肺炎を起こしていて、発熱もあったが、徐々に状態は良くなり、

週末の今日は熱もかなり下がっていて、肺炎数値も下がってきて、

自分で食事も取れているそうだ。

 

ほっとした。

とりあえず良かった。

 

あとは、何を心配しても仕方ない。

なるようになるし、するだけ。

今は、それに尽きると思ってる。

 

 

めっちゃヘビーな話でゴメンね!!

 

 

 

 

やっこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※親が死んだら5分後にやることの正解

#この世に正解は無いけどね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亡くなった相手に寄り添うことです

 

 

 

 

 

 

と、本には書いてあるけど、

 

 

寄り添う。

 

は、曖昧だよね。

 

 

 

だから私はこう考えます。

 

 

 

5分間だけ、

 

 

きっちり、何の心配も不安もこれからやらなければならない色々な事も考えずに相手の死を尊重すること。尊重は、死んだ理由を考えるのでは無く、生きていたその人の命が亡くなったことを理解して、ただ感じて、出てくる感情があるのなら、その自分の感情を感じきること。

 

それが供養なんじゃないかと思う。

 

 

#あくまでも、私の主観です