少し前に読んだ本の話。
著者が突然のめまいに襲われ、
漢方薬局に通いはじめる。
それからの養生生活をゆるゆると書き綴ったエッセイ。
薬剤師的に勉強になったところと、
漢方的に皆様にお伝えしたいところを要約します。
(その点においてのネタバレありです)
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●目を酷使した充血に 「桂枝茯苓丸」 「葛根湯」を併用
●年四回ある土用の期間は、次の季節に対応するために、体が準備する期間。
そのときに無理をすると、あとから体調が悪くなる。
●体がニュートラルな状態になっていると、自分で何をどれくらい食べればよいか判断できるようになる。
●ケミカルな薬を長期間飲んでいた人は、漢方の効き目を妨げるので、漢方薬の効きが良くなるまで一年くらいかかる。
●漢方薬の原料である生薬に、「髪の毛を燃やした粉」がある。
効能は「馬墜」・・・馬から落ちたとき。などの打撲。
その髪の毛は、生まれてから一度もパーマやカラーリングをしていないものが望ましい。
●クーラーが完備されていない昔は、夏にかき氷で涼を取っていたが、現代ではエアコンで体を冷やしたうえに、一年中かき氷を食べられるので、体が冷え過ぎる。
●両親の干支と自分の干支の肉は食べるな。(古い文献にある)