漢方的に「ゆるい生活」あらすじ | ワイズファーマシー

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知る人ぞ知る隠れた妙薬の店

秋田県五城目町に静かにたたずんでいます
大きな看板はありません
外観はチョコレートケーキ
店内は山小屋風

薬局らしくない薬局の
薬剤師ゆきの日記

どうぞよろしく
お願いします

少し前に読んだ本の話。

 

著者が突然のめまいに襲われ、

漢方薬局に通いはじめる。

それからの養生生活をゆるゆると書き綴ったエッセイ。

 

 

 

 

 

 

薬剤師的に勉強になったところと、

漢方的に皆様にお伝えしたいところを要約します。

(その点においてのネタバレありです)

 

●目を酷使した充血に 「桂枝茯苓丸」 「葛根湯」を併用

●年四回ある土用の期間は、次の季節に対応するために、体が準備する期間。

そのときに無理をすると、あとから体調が悪くなる。

●体がニュートラルな状態になっていると、自分で何をどれくらい食べればよいか判断できるようになる。

●ケミカルな薬を長期間飲んでいた人は、漢方の効き目を妨げるので、漢方薬の効きが良くなるまで一年くらいかかる。

●漢方薬の原料である生薬に、「髪の毛を燃やした粉」がある。

効能は「馬墜」・・・馬から落ちたとき。などの打撲。

その髪の毛は、生まれてから一度もパーマやカラーリングをしていないものが望ましい。

●クーラーが完備されていない昔は、夏にかき氷で涼を取っていたが、現代ではエアコンで体を冷やしたうえに、一年中かき氷を食べられるので、体が冷え過ぎる。

●両親の干支と自分の干支の肉は食べるな。(古い文献にある)