大村 大次郎 著       宝島社

元国税調査官


・申告を「認めない」ことが税務署員の仕事

・貧乏人から金を奪い取る消費税

・金持ちの税負担はフリーター以下

・狙われるビットコインの新興「億り人」

・副業で税金を払いすぎるサラリーマンの実態

・他人事ではない「鬼滅」制作会社の無理な脱税

税務署の内幕・徴税手法を公開!


なかなか興味深いタイトルについ手が伸びました。

本屋でちょろりと読んでみると、逆に財務行政のお仕事についてもわかりやすく書かれており、購入。

節税や脱税の指南書ではもちろんないのだが、税務署職員さんがどのような観点で税務調査をされているのか、言葉の意味についても改めて知ることができました。

また、記憶に新しい大口の脱税事件の裏側や真相にも実名を持って踏み込んでいるのはあっぱれです。

さらにはなぜ著者が消費税について、日本の徴税制度について、問題点の指摘がなるほどと思わず納得しそうになってしまう。