愛のゆくえ | 白川 洋はラジオと飲み物が大好きですけど……何か?
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海外の小説を一冊読みました。

リチャード・ブローディガンさんの愛のゆくえです。

たまたま目に入った本を買って読んだのですが、昔に出た小説の翻訳みたい。

ストーリーは人々が思いを込めて書いた書籍だけを保管するアメリカの図書館の出来事。年中無休で24時間開いている図書館で3年、外にも出ず住み込みで働いていた男。そこに訪ねてきた若い女の子と恋に落ち、妊娠するものの、生活が成り立たないためメキシコへ子どもをおろしにいくことに…という話。

本来なら本を借りられない図書館って現実的ではないのですが、あとがきにあるようのアメリカ社会にそれぞれ置き換えられると考えればこの話は納得がいきます。

でも、いつまでも同じところにいないで、
次の飛び出せ!というエールもこの内容には含まれている気がして、勇気も出ました!

ちなみに作者のリチャード・ブローディガンさんは1984年に自殺されたそうです。

感受性豊かな人だったのかなと思いつつ、
偶然とはいえ、この本を読めて良かったと思います。

早川書房さんから出てますので、気になる人は手にとってみてください。