今日の日経平均は 59,804円 で取引を終えた。
前日比 -746円(-1.23%) の下落で、これで 5日続落。
ついに終値で 6万円を割り込む 形になった。

朝の寄り付きはまだ落ち着いていたものの、
時間が経つにつれて売りが広がり、
ザラ場では 一時1,200円を超える下げ になる場面もあった。

背景には、
米国の長期金利上昇 → 米株安 → 東京市場もリスクオフ  
という流れがそのまま出た格好。

半導体株にも売りが広がり、
アドバンテストや東エレなど、
これまで相場を支えてきた銘柄が軒並み弱かった。

東証プライムの値下がり銘柄は全体の8割超。
今日は“逃げ場の少ない相場”という印象が強い一日だった。

そんな中で、
キオクシアだけは逆行高で存在感を見せていた。

 

 

キオクシアのチャート分析(日足)

 

日足を見ると、
今日のキオクシアは一度大きく下に振られたあと、
しっかり戻して終わっているのが印象的。

  • 始値:51,000
  • 高値:51,450
  • 安値:48,270
  • 終値:51,290

ザラ場で48,000円台まで売られたにもかかわらず、
そこから 3,000円以上戻して終値は5万円台を維持

5日線・25日線・75日線はすべて上向きで、
きれいな パーフェクトオーダー の形。

出来高も3,147万株と大きく、
投資家の注目度が非常に高い状態が続いている。

 

 

 

キオクシアの週足
 

週足を見ると、
ローソク足が右肩上がりに並び、
9週線・13週線・26週線がそろって上向き。

株価は 9週移動平均線(34,890円)から大きく上に離れており、
今日の終値(51,290円)時点での乖離率は+47%。


チャート上でも、
ローソク足が移動平均線から“浮いている”状態が確認でき、
中期的に強い上昇トレンドが続いていることがわかる。

5月14日に53,490円の高値をつけたあと、
今週の足は下ヒゲをつけていて、
週後半にかけて買い戻しが入った形。

出来高も増加しており、
上昇局面で商いが膨らんでいる。

 

 

 

キオクシアの月足
 

月足を見ると、
3月から5月にかけて大きく上昇していて、
ローソク足が縦に伸びる形になっている。

株価は 6カ月移動平均線(26,822.50円)から大きく上に離れており、
今日の終値(51,290円)時点での乖離率は+91%。


月足レベルで移動平均線からここまで離れるケースは多くなく、
チャート上でも“移動平均線が追いつけていない”状態がはっきり見える。

5月のローソク足は上ヒゲをつけているものの、
実体部分は依然として高い位置にあり、
強い上昇トレンドの中にいることがわかる。

出来高も増加傾向で、
上昇局面で商いが増えている。

 

 

 

ボリンジャーバンド(6カ月)
 

ボリンジャーバンドを見ると、
キオクシアの強さがさらに明確になる。

  • バンドが広がり続ける エクスパンション
  • +2σの外側を走る バンドウォーク
  • 一度下げても+1σの上で踏みとどまる
  • 中心線(20日線)が急角度で上向き

これらがそろっている銘柄は、
相場の中でも“本当に強い銘柄”だけ。

キオクシアはまさにその状態にある。

 

 

指標面から見たキオクシア
 

指標面を見ると、
キオクシアは財務指標の面でも特徴的な数値が並んでいる。

■ PER

  • 算出不可(利益がマイナスのため)  

   → 一般的な「割安・割高」の判断はしづらい。

■ PBR

  • 20.02倍(実績ベース)  

   → 非常に高い水準。
    市場が「純資産の20倍」という評価をつけている状態で、
    将来の成長期待が強く株価に織り込まれている といえる。

■ ROE(自己資本利益率)

  • 51.91%  

   → きわめて高い数値。
    自己資本を使って効率よく利益を生み出していることを示し、
    “超高収益企業”といえるレベル。

■ 自己資本比率

  • 37.9%  

   → 製造業としては十分に良好な水準。
    財務の安定性がある程度確保されている。

■ 総合的な印象

  • PERは算出できず、割安・割高の単純比較は難しい
  • 一方で PBRは20倍超と非常に高く、期待先行の側面も大きい
  • ただし ROE は50%超、自己資本比率も悪くなく、「高評価だが、それを支えるだけの収益力も持っている」 という構図になっている

 

 

まとめ:重たい相場の中で、キオクシアだけが別世界を走っていた
 

今日は、
日経平均が5日続落で6万円割れという、
全体的に重たい相場だった。

半導体株も内需株も弱く、
広範囲に売りが広がる一日。

そんな中で、
キオクシアだけは逆行高で強さを見せていた。

日足・週足・月足・ボリンジャーバンド、
どのチャートを見ても強さがはっきり出ていて、
乖離率も大きく、
“強い銘柄が強いまま走る” 典型的な形になっている。

指標面でも、
PERこそ算出できないものの、
ROEの高さや財務の安定性が際立っており、
テーマ性と需給の強さが株価を支えている。


今日の相場は、
「全体は弱いけれど、強い銘柄はとことん強い」
という一日だったと思う。

その象徴が、
まさに キオクシア だった。