アロマライフスタイリスト安芸 幸恵です。
おはようございます。
今朝の日経MJにおもしろい記事があったので、連載します。
八塩圭子さんのマーケティングゼミより。
(フリーアナウンサー、学習院大経済学部特別客員教授)
【買いたくなる香りの効果】
総合スーパーに行くと、さまざまな香りに売り場へ導かれることがよくある。
ギョーザを焼くいい香りが漂ってくると、予定にはなくても思わず買いたくなる。
カレーのにおいはなおイケナイ。
日用品売り場では、ふんわりお花のいい香りがするかと思ったら、
洗濯用洗剤のキャンペーンをやっていたこともたびたび。
食欲をそそるにおいで客を呼び寄せることは商店街から続く伝統の
技だが、最近の傾向として、特に差別化しにくい日用品の分野で、
香りをうたった商品とプロモーションを展開することが増えている。
洗濯用洗剤、台所用洗剤、ジャンプーなど。
香りも昨日と並ぶ重要なポジショニング属性だといえる。
また、購買を促すための店舗環境やブランディングとして
香りを活用する動きも出てきている。
特に有名なものはアバクロンビー&フィッチだろう。
銀座にオープン当初、あろショップから漂ってくる香りは何?
とかなり話題になった。
また、レクサスのギャラリーがオリジナルの香りで
演出されていることも知られている。
他にも水着売り場にはココナッツ、アウトドア用品には
ウッディな香りなどがよく言われているところだが、
どの程度購買心理に影響を与えているのだろうか。
香りは「ずっと気にかけているテーマ」だとおっしゃっている
早稲田大学の恩蔵直人教授によると、店舗環境としての
香りが売り上げに与える影響についての研究はいくつかあるという。
例えば、ラスベガスのカジノでスロットマシンの売り上げを比較したところ、
ある香りを流していた売上だけが1.5倍近くになったそうだ。
100円ショップの店舗に香りを発注させ、売上や滞留時間の変化を
測定した実験では、アロエの香りでアートフラワーや文具が伸び、
オレンジの香りではインテリアの売り上げは下がり、洗濯・清掃グッズが伸びたという。
(恩蔵教授など編著『感性で拓くマーケティング』から)
どんな香りでもよいというわけではなく、そこには脳科学や生理学に
基づいた知見も必要になってくるのだろうが、香りによって思わず買いたくなる、
お金を使いたくなる売り場づくりができることは確かだ。
今まで消費者に入る情報で重要なのは
「見た目8割、耳2割」と言われてきたが、そこに鼻が幅をきかせてきたようだ。
