今夜を破滅的に終わらせたくないと思うもので、
どこかドラマを求めてしまう。
嫌な思いで、一日の最後を終わらせることは、
僕にとって、ある種の死だ。

自分の為だけに、生きていても飽きがくる。
その度に、どう生きるべきか。どう終わるか。
己を問う時間に執着する。それくらいに、忙しい。

時の河に運ばれて、好きな酒を飲み干して、
ぼやけた月あかりで、足元を照らす。