「・・さーん」と意識が戻ったと同時に喉から管が抜かれた。
ゲホッとちょっと咳き込む。

ストレッチャーで運ばれながら、執刀医に何か聞かれてる。
「吐き気は?」「ちょっと・・・」「気持ち悪い?」「きもちわるい・・・」
「大丈夫?」(うん)←喋るのがつらくて頷いたら聞いてきたのは旦那だったらしい。
ここら辺は記憶が曖昧で、旦那の話をあとから聞いて繋げていきました。

18時頃に終わります と説明を受けていた旦那は
病室とロビーを行ったり来たりしながら看護師から声がかかるのを待っていたそうで
結局予定より1時間オーバーして病棟看護師と共に手術室入り口へ移動。
そこで私が現れて一緒にエレベーターで上がりながら話しかけていたらしい。
病室についた私はそのままストレッチャーからベッドに移動して
いろいろと何かをされていたみたいで、旦那は30分くらい入室禁止でした。
男性に「点滴で吐き気止め入れたので楽になると思いますよー」って言われて
頷いて、ちょっと眠ったところで旦那が入ってきた。

頭は包帯が巻かれ、点滴が刺さり、酸素マスクをあて、尿道カテーテルもついてる。
直後は熱も38度。声もかすれて出ない。おまけに点滴の効果もなく血痰嘔吐。
普段飲んだくれてる私からは想像できない姿だったらしくさすがに心配してたみたいで。
でも、心配してたとしても寝ている私の横で座ってるだけで退屈なのか
あくびを連発し始めたので21時過ぎに帰ってもらった。
徐々に熱も下がり意識もはっきりしてきたら、腰痛に気づいた。
術後3時間安静と言われていたので寝たまま、これが一番きつかった。
眠りにつくほど眠くなくて、かといって動けない、
カテーテルのおかげでずっと残尿感が続いていて、まだ水も飲めない。
いろいろしんどかったので22時を過ぎて安静解除になった時は本当に嬉しかった~!

看護師さん尊敬・・・と改めて。
カテーテル抜く時とか「1.2.3ハイッ」みたいな。ウゥッ…てなったけど。
お水飲ませてくれたり、ゆっくり立ち上がってください~とか
病衣に着替えさせてくれたり(パンツ履かせてくれたり)
淡々とこなしてる風に見えるけど、ここまでくるの大変だったんだろうなぁ。

そんな感じで管は点滴だけになり、さっそくトイレに行ったんだけど
痛い・・・おしっこすると痛いんだ。残尿感も残ってるな、本当。
でもお水も自由に飲めるし、なによりベッドを起こす事ができたので腰痛が改善。

元々4人の相部屋だったけど、1日一人ずつ退院されてちょうど今日は自分だけ。
なので、消灯過ぎでもしばらく電気ついてたし、個人の電気?はつけっぱなしでいけました。
個室にしなかったけど、夜間にかかる術後管理があるから
病院側があえて他の人を入れないでいてくれたのかなぁと思ったり。

身体がだいぶ落ち着いてきたら、ふと頭痛(左上)の痛みに気付いて
触ってみたらタンコブになってる!!
看護師さんにアイスノンを持ってきてもらい冷やしてたけど全く変わらず。
耳は全然痛くなくて、なぜ頭の方が痛いのか全く分からなかった。
夜中は暑かったり寒かったり、熱が上がったり下がったり
寝たり起きたりを繰り返してた。手術よりも全身麻酔の後が大変なんだなぁ・・・