西和賀日記684回「ドングリは大丈夫か」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

きのう毎年恒例の国際ボランティアNICE(ナイス)派遣の若者が大野に来ました。

8月末まで滞在して農作業などを中心に活動してくれます。

 

 

東京の咲希さん、香港のEstherさん、ナイス所属の諸藤さん(リーダー)を囲んで、もっこり会館でさっそく歓迎会を開きました。

応募したベトナムの人はビザの関係で来れず、いつもより少ない3人となったようです。

 

 

ジャズダンスを習っているという咲希さんは直前まで徳島阿波踊りのボランティアをしていたそうです。

若い人が来ると、地元のおじさんおばさんも若返るようです。

きょうは町内の施設を見学したり明日からのスケジュールを決めたりしたようです。

 

 

きのう和賀岳登山道の森でドングリを見ました。

このへんはどうかと思い近くの志賀来山に行ってみました。

遊歩道にドングリが落ちていました(上の写真)

ミズナラでしょうか、風で落ちたらしく、足元にたくさんありました。

去年、ブナの実もほかのドングリも大凶作だったのですが、今年は大丈夫そうな気がします。

 

 

山の大凶作で熊が里に多く出没したと言われていますが、ある熊の専門家は「関係ない」と断言しています。

山にはほかにもたくさん熊の食べ物があると主張しています。

熊がやせていたというのも否定し、長年観察していて山が凶作の年でもやせた熊は一頭も見ないというのです。

「里への出没」も「やせた熊」も、人間の側の思い込みだというのです。

そう、人間は思い込みの動物ですね。

 

 

ちいたけ(真昼山地に出るチタケを僕はこう呼んでます)に期待したのに、たったひとつしか見ませんでした。

ひとつではうどん汁の出汁(だし)になりません。

 

 

「クワガタ! ちいたけ出るとこ教えてくんねえか」

「チタケ出るとこなら知ってるが…、教えね!」

 

 

さぼりにさぼっていた残りのジャガイモの収穫をやっとやりました。

小さいのが多かったですが、土の中からひょっこり転がり出てくるジャガイモを愛おしく感じました。

 

 

家庭菜園のトマトが赤くなりました。

しばらく薄緑色のままだったので諦めていたから、この収穫は喜びひとしおでした。

晩酌の野菜サラダが楽しみです。 (8月21日)