早朝、我がパートナーのカラ(猫、生後10か月)を外に出したら、いつまで経っても帰ってきません。いつもは2、3時間で戻ってくるのに、6時間経っても8時間経っても帰ってきません。心配になって近所を探し回ったのですが、姿が見えません。
仕事がらみの用事や、梅酒づくりや、地元陶芸家宅での宴会など、なぜかいろいろ集中した日曜日。よりによって、愛猫がいなくなってしまうとは…
何度も何度も庭や裏山を見たり、家の周辺を歩き回ったり、外出しても気がきでなくて、もし帰ってこなかったらどうしよう、外になんか出すんじゃなかったなどと思い悩んだほどであります。
玄関の戸を10センチくらい開けて出かけ、夜9時過ぎに帰ってきたら、カラは何と玄関の前にいるではありませんか。14時間ぶりの再会で、一件落着しました。
ちょうど武田百合子「富士日記」(中)の、愛犬が死んで悲しむ場面のあたりを読んでいたものですから、余計にハラハラしたのでした。 (6月7日)