気仙沼日記 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

 台風18号が太平洋沖を遠ざかり、天気が良くなる予報だったので、気仙沼の西のかなたにそびえる室根山(むろねさん)に行ってみました。2年ほど前、折壁駅で下車して歩いて登った時には、真夏だったこともあって、結構大変でしたが、今回は車なので、自宅から30分ほどで頂上直下の駐車場に着きました。

 台風一過とはいえ雲が残って、澄んだ景色とはいきませんでした。でも、頂上から遠望する気仙沼は、とても愛おしい風光であります。空気がもっと澄む季節に、また行くことにします。

 

 


 JR大船渡線の折壁駅の近くにある室根神社の大鳥居のところに、山里の秋の風景が広がっておりました。無農薬で育て、コンバインを使わずに刈り取りし、自然乾燥させる昔ながらの収穫風景です。「米の出来はいいけど、値が下がってしまって、なんだかいいことないよね」と農家の人は語っておりました。

 景色と現実は比例しないんですね。生産者と消費者の間にある深い溝のことは、追い追い触れていきたいと思います。  (10月7日)